突然完全な湯シャンに切り替えると体質によってはフケが出てくることがあります。
これは体が頭皮の油脂を調整しているためで、一定期間湯シャンを継続することでフケはなくなります。
3ヶ月~半年以上湯シャンを行ってもなくならない場合は、ストレスや食生活などその他の原因が考えられるかもしれません。
通常、湯シャンを始めると、お湯しか使いませんのでシャンプーと異なり、必要以上に頭皮に刺激やダメージを与えません。
そのため、頭皮の状態を安定させ、フケやかゆみを減少させてくれます。
急に湯シャンをスタートすると頭皮が湯シャンに慣れるまでに時間がかかる場合がありますので、シャンプーの回数を減らしていくなど段階的に湯シャンに切り替えるのが良いでしょう。
また、湯シャンを始めるにあたって、普段からフケの多い人は注意が必要です。
フケが多いということは、頭皮の状態が悪いということ。
やたらとフケの多い人は「脂漏性皮膚炎」の可能性があり、シャンプーを使わないことで抗菌効果が一時的に落ちてしまうので、湯シャンを行ってもあまり効果は見られないでしょう。
「脂漏性皮膚炎」の場合は湯シャンを行うよりも、皮膚科専門医が監修した「脂漏性皮膚炎」専用のシャンプーの使用をおすすめします。

そもそもフケとは?
フケとは、新陳代謝によって頭皮の角質細胞がはがれ落ちたものです。
フケは頭を丁寧に洗っていれば出ないというものではなく、皮脂の過剰分泌から発生したり、ストレスによって発生したりします。
フケには大きく分けて2つのタイプがあります。
乾燥フケ
乾燥フケは頭皮が乾燥しやすく、すぐにはがれてしまう状態です。
抗菌に必要な皮脂が不足しているために起こる症状です。
偏った食生活や、ストレス、運動不足、シャンプーによる皮脂のとり過ぎなどが原因として挙げられます。
脂性フケ
脂性フケは頭皮に分泌される皮脂が過剰になってしまうために起こる症状です。
こちらも原因にはシャンプーが挙げられます。
乾燥フケも脂性フケも、シャンプーが大きな原因を占めています。
そこで、フケが多いと悩んでいる方には湯シャンをおすすめします。
湯シャンはその名の通り、シャンプーを使わずお湯だけで髪と頭皮を洗う方法です。
湯シャンを行うことで、シャンプーによる皮脂のとり過ぎで発生する乾燥フケも、シャンプーによる皮脂のとり過ぎで体が余分に皮脂を製造してしまう脂性フケも防ぐことが出来ます。
フケで悩んでいる方は、まずは少しずつ髪を洗う方法を湯シャンに切り替えてみるのはいかがでしょうか。
頭のフケやかゆみが治まらない原因とは?
湯シャンを行っていて、かゆみやフケがおさまらないという人は考えられる可能性が3つあります。
湯シャンを始めたばかり
まず1つ目は、湯シャンを始めたばかりという人です。
湯シャンを始めたばかりの場合は、頭皮がまだシャンプーなしの状態に慣れていません。
つまり、皮脂を分泌するコントロールが出来ていない状態です。
そのため、いつもより皮脂が少なく頭皮が乾燥してしまい、フケが出てしまったり、逆に皮脂が多く分泌されてしまい、かゆみが発生するということがあります。
これを防ぐ方法としては、突然シャンプーをやめないことです。
シャンプーの分量を減らしたり、回数を減らすなどして頭皮を湯シャンに慣れさせていきましょう。
湯シャンの方法が自分に合っていない
2つめの可能性は、行っている湯シャンの方法が自分に合っていない可能性です。
お湯の温度の調整や、お湯をかける圧力や時間、ブラッシングを行うなど、自分自身に適した湯シャンの方法を試してみましょう。
頭皮や髪質に個性があるように、それに合わせた洗い方も重要なのです。
当サイトおすすめの洗い方はこちらをご覧ください。
頭皮の病気
3つ目の可能性は、頭皮の病気です。
「脂漏性皮膚炎」の可能性が考えられます。
「脂漏性皮膚炎」は皮脂の分泌量が多い場所で、フケやかゆみなどが起こる皮膚炎です。
湯シャンをしていても改善するどころか悪化する場合には、湯シャンをやめ「脂漏性皮膚炎」専用のシャンプーを使いましょう。
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湯シャンでフケの対策をするには?
頭皮に良いという話を聞いて湯シャンを始めたけれど、フケが出てしまうという方。
どのような方法で湯シャンを行っているでしょうか?
湯シャンはただお湯で髪の毛を流すだけではありません。
脂性やフケ症、乾燥肌、猫毛や剛毛など、頭皮にも様々な個性があります。
フケ対策を行いたいという人にはフケ対策に合った方法があるのです。
フケ対策湯シャン例をご紹介します。
まず、シャンプー前に猪毛ブラシで髪通りをよくします。
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実はブラッシングするだけで落ちる汚れというのも結構あります。
この工程を行うことで湯シャンでも汚れを落としやすくします。
次にシャワーの温度を少し高めに設定し、強い水圧でもみ洗いを行います。
フケ対策には余分な頭皮の油脂を洗い流すことが重要です。
これまではきっと油脂が落ちきっていなかったのでないかと考えられます。
このとき、シャワーはフックにかけて洗うのではなく、片手でシャワーを持ち、出来るだけ頭皮に近づけてもみ洗いをします。
頭皮に近づけることで水圧を強く保つことが出来るからです。
長めに時間をかけて髪と頭皮を洗い流すようにしましょう。
さらにシャンプーブラシがあればより効果的です。
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フケ対策の湯シャン例として紹介しましたが、ベストな方法は自分に合った方法を見つけることです。
色々試して自分に合った方法を組み合わせてみてください。