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錦鯉をペットとして飼う際の注意点まとめ【生態・餌・グッズ・病気など】

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観賞魚のなかでも、日本を象徴する独特な観賞魚で非常に大きな淡水魚が錦鯉です。

人に良く慣れ、表情もある観賞魚で飼ってみるととても可愛く思える魅力的なペットです。

金魚とは違った優雅な華やかさがあり、池で飼うならステイタス・シンボルになるものです。

錦鯉をペットとして飼う際の注意点、飼育のコツをご紹介します。

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錦鯉の生態 昼行性? 夜行性?

野生に生息する鯉の改良品種で、特に体表の柄が突然変異で変わって色鮮やかな鯉を錦鯉と呼びます。

原種は黒で、食用にもなります。フナとの違いは上顎に2つのひげがあることで、淡水魚の仲間です。

昼夜を問わず仮眠をしており、水面が暗くなると水底にじっとして、休むことが多いです。

強い日差しでは「日焼け」を起こすので、深い水深と水辺に木陰や物陰を設置して管理します。

庭の池で管理することが多く、水槽では金魚と一緒に飼うことも出来ます。

飼育環境の大きさ次第で、体の大きさが決まり体を曲げて態勢を変えられる限界が錦鯉の成長する限界の大きさに比例します。

江戸時代には観賞魚として確立し、元は水田に生息していた真鯉から派生した突然変異の血族です。

色を出す交配が難しく、赤色などでは特に柄が良い個体は、品評会で高額な価格がつくこともあります。

一般的に入手できるのは、品評会からの血縁ではなく、錦鯉の稚魚を養殖して育てたものです。

錦鯉の食事・餌は何? 1日どれだけ必要?

餌は、春先の水温が10度前後の時は、正午に1日1回与えます。完全に食べきる浮遊性の餌を与えます。

水温が高くなる、15度以上20度くらいの時は午前と午後、朝と夕暮れの日が落ちる前の2回に分けて餌を与えます。

餌の量は水質劣化を考慮して与える必要があり、量は体重の1%から2%が目安です。

水温が30度近く上がる場合は、水温が下がる明け方1回で充分与え、秋からは餌は数回に分けて、回数を多くして冬に備えます。

真冬は水温を見ながら、10度以上高い時に与えるようにします。

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錦鯉を飼うために必要なグッズ

出来れば池、なければ水槽

最も良いのは、庭に広い池があることですが無い場合は水槽でも飼えます。

水槽の場合は、稚魚あるいは若い錦鯉で水槽の奥行きと合わせて選んで飼う必要があります。

大きくなっても、水槽の場合は水槽の奥行き以上には成長しません。

庭に池を作る時は、排水設備、ろ過ポンプ、給水装置など大掛かりな装置が必要になります。

また、ろ過装置は空気を水に混ぜる役割もあるので、水流と空気に関してある程度の知識は必要です。

60センチ水槽では、体長20センチの錦鯉が3匹くらいが目安ですね。樹脂で出来た、池のような容器もホームセンターなどで市販されています。

ろ過装置

池の場合は、灯籠型の大型ろ過装置があります。価格は数万円くらいはしますが、大きさも色々あります。

水槽の場合は、上部ろ過装置なら錦鯉がぶつからないように、給水口ストレーナはしっかり取り付けておかないと、外れてろ過モーターが焼けてしまいます。

水槽の場合、底面濾過装置では錦鯉は底の砂利を口に含んで吐き出す仕草で砂利が偏る場合もあるので、あまり使わない方が良いです。

網や蓋

水槽の場合や池の場合でも、外部の小動物が近づくので網かガラス製、アクリル製の蓋をします。

ちょっとした衝撃で、池や水槽から飛び出すので、頑丈で割れないあるいは錦鯉が体をぶつけても怪我をしないもので蓋をしておくのが安心です。

池の場合は、水深が深く、逃げ場所があるなら、蓋は必要ありません。

水換え道具一式

水槽の場合は、定期的に砂利や水換えを行います。

本格的にする場合は、同じ大きさの水槽が2つあった方がメンテナンスは楽です。

砂利は定期的に水洗いし、ろ過装置のフィルターも汚れがひどい場合は交換して元の水質に戻すように、元の水をそのまま水槽に戻します。

水道の水を直接足してはいけません。必ずバケツに水道水を入れたらカルキを抜き、半日寝かせてから加えるようにします。

古いフィルターにもろ過に必要な微生物が住んでいるので、一部ろ過装置に戻すのが良いでしょう。

専用の水換え道や、短く切った水道ホースも代用できます。水槽の場合はバケツも準備しておきましょう。

池の場合は、水底から水を抜き、上から徐々にカルキを抜きながら水を新しく加え、池の掃除は年に1回ほどあれば充分でしょう。

カルキ抜き

大容量の液体タイプが観賞魚専門店や、ホームセンターで市販されています。

常備しておき、いつでもメンテナンス出来るようにしておきましょう。

目の細かい網

水槽や池のゴミを除去するのに必要です。なるべく細かい目の網を準備しておきます。

エアレーション装置

水槽の場合は、エアーポンプで、空気を水中に送って、酸素を供給する必要があります。

また水温を平均的にするために、撹拌する意味もあるので、必ず水槽ではエアレーションは必要です。

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錦鯉がかかりやすい病気

イカリムシ病

錦鯉の体表に寄生する針のような寄生虫です。水槽や池の中で繁殖し、その水中の中で増殖します。

体液を吸い、錦鯉の体力を奪い、衰弱させる寄生虫です。

紐状に見える場合もありますが、針状で大きなものは、直接手で除去する必要もあります。

水槽に投薬して治療しますので、リフィッシュなどの薬剤による薬浴が必要です。

池の場合は、一度水を入れ替える必要があるので、大掛かりになります。

水槽の場合はそのまま薬浴する方が良いでしょう。

またろ過装置のフィルターの中にも寄生虫の卵がある場合があるので、様子を見ながらフイルターは交換することになります。

白点病

急激な水温の変化で、錦鯉の体表から多量の粘液が分泌され弱った免疫力に対して寄生する微生物です。

粉のような白いポツポツが錦鯉の体表にくっつきます。

ニューグリーンFや、グリーンFリキッドなどの薬を水中に溶かして、しばらく薬浴させます。

免疫力が弱った錦鯉に発生しやすいので、隔離して管理した方が良いです。

ツリガネムシ病

白点病よりも大きな白い塊で、尾ひれに付着する寄生虫です。

なかなか薬に強い性質なので、薬浴も長期間になる場合が多いです。

ひどい場合には全身に発生し、錦鯉の体力を奪います。

殆どが水質悪化によるもので、効く薬剤はマラカイトグリーンなどの業者用しかないので、早期発見で、ニューグリーンFなどの薬浴で、水質を徐々に改善するしかありません。

水カビ病

カビ菌などの真菌が錦鯉の体表に付着する病気です。

淡水魚では、白点病に次いで多い病気です。原因は水質悪化、急激な水質の変化などです。

水温が下がる時期に発生しやすく、錦鯉の体表から細胞を破壊するので、元気が無くなります。

用意するのは、粗塩があるとよく、水槽60センチであれば、カレースプーン1杯を水に溶かして、水槽に入れ、ニューグリーンFを規定量入れて薬浴させます。

食塩ではこすぎるので、粗塩が一番良いです。

尾腐れ病

細菌による感染で、尾ひれが溶けてボロボロになります。

グリーンFゴールドのリキッドタイプを使い薬浴させて、細菌が死滅して弱くなるまで管理します。

これも治療期間は長いことが多いです。

ウオジラミ

丸い平たい形をした寄生虫で、体表に針を刺し寄生するので、なかなか取れません。

体表から錦鯉の血液を吸血するので、無理やり取るのはやめましょう。

これもろ過装置のフィルターにも卵がある場合があります。

交換して、リフィッシュなどの薬剤による薬浴が必要です。

隔離が出来るのなら、まだ寄生が少ない場合は、薬浴の水中の中で、寄生虫をピンセットで除去出来ます。

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錦鯉の基本データ

原産国 日本
寿命 25年〜35年
体重 体長70cmで約5kg、体長30cmで約350g
体長 10cm〜70cm
性格 おとなしく、好奇心旺盛、人懐っこい、優雅
価格帯 1,000円〜数万円以上

原産国

温帯性の地域に生息する河川や水田に住む、淡水魚の鯉が原種です。

日本書紀にも記述があるほど古くから鯉は飼われてきました。

中でも錦鯉は、今から約200年前に新潟県の食用鯉の中に、突然変異で色鮮やかな鯉が見つかったことから農村で自然繁殖させながら様々な色の交配種を創りだしたと言われています。

新潟は今でも金魚などの淡水魚作出が多く、養殖場も多いです。

各地で品評会も開催され、海外ではドイツなど錦鯉の愛好家も昔から存在します。

寿命

水槽でも大切に飼えば、20年以上飼うことが可能な長寿な観賞魚です。

とにかく水質が命綱なので、水質管理に気を配って欲しいです。色味を鮮やかにする専用の餌も専門店では市販されています。

体重

池で飼うと、見応えのある体格と発色を楽しむことが出来ます。

最大5キロほどあるので、非常に優雅に泳ぎ、癒やしと風情がある観賞魚です。

注意するのは、痩せてくると腹部が引っ込み、背骨が曲がる場合もあるので食欲のある季節に充分な餌を与えて越冬させることですね。

体長

最大で70センチほどになり、かなり大きなイメージですが、水槽の場合は奥行き以上には大きくなることはありません。

これは金魚も同じで、水槽の大きさに合わせて成長は止まります。

性格

性格は、飼い始めてひと月もすると、人の姿を見るだけで顔を向けるなどかなり親しみがわく観賞魚です。

その様子はとても可愛らしく、慣れてくるとなんと錦鯉の頭を撫でられるほどです。

気性は穏やかで臆病、好奇心が強く仲間同士で争いごともほとんどありません。

のんびりして平和な生きものです。見ているだけで、心に平穏や癒やしを与えてくれます。

目がかなり良いようで水面を見つめていると、遠くにいる池の錦鯉は一生懸命走りよるように近づくので、とても愛らしいです。

この人懐っこさが錦鯉最大の魅力です。

価格帯

品評会で出されるような立派で発色も柄も良い個体は、数十万から時には百万単位で取引されますが、これらは流通はしません。

愛好家同士で取引しています。観賞魚店で入手できる個体は、養殖場の個体で、体長15センチで500円から1,000円、20センチ前後から1,000円から1,500円、30センチ以上で、2,000円から3,000円くらいです。

70センチクラスは、10,000円前後でしょう。性格はどれも個体差があるので、気に入った個体を飼ってみると良いでしょう。

まとめ

日本では、約2,500万年前から生息している身近な真鯉ですが、偶然生まれた突然変異がこれほど長く愛され、飼育された観賞魚は世界でも珍しいです。

その美しい体表の柄は、赤と黒と白のコントラストで、「大正三色」と呼ばれ、昔から珍重されてきました。

優雅でしかも人懐っこいので、地方でも愛好者が数多く存在しています。

水面から顔を覗かせて餌をねだる姿は本当に可愛いものです。是非この機会に、錦鯉の魅力を飼ってみて堪能して欲しいです。







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