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アメリカンショートヘアをペットとして飼う際の注意点まとめ【生態・餌・グッズ・病気など】

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近年、ペットショップでも人気者である、アメリカンショートヘアの飼育方法とその注意点をまとめました。

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アメリカンショートヘアーの生態 昼行性? 夜行性?

飼い猫全般に言えることですが、多くのペットショップで販売される子猫は、アメリカンショートヘアも含めて、午前中から午後8時過ぎまでがほぼ活動時間帯となっています。

本来は夜間に狩りに出かけ、明け方から昼間は休んでいるのが猫の生態です。

しかし、その野生種の改良品種であるアメリカンショートヘアの場合。

ペットショップ及びブルーダーの下で人の暮らしに合わせて暮らしている親から大半は生まれていますので、やや昼行性に近い性質と言ってよいでしょう。

ただし、実際に飼ってみると、夕方から夜中、あるいは朝方、早朝に非常に活発に動き回るので、夜行性と思われていることが多いようです。

人の暮らしのリズムに合わせるのが得意な動物ですので、それほど昼夜の生態に気をつける必要はありません。

しかし、幼猫から飼い始める場合は、昼間に充分運動させて、夜はおとなしく人に合わせて眠るように習慣づけた方が、非常に飼いやすくなります。

アメリカンショートヘアーの食事・餌は何? 1日どれだけ必要?

アメリカンショートヘアや他の猫の種類も同様、餌と水は1日3回などの回数はそれほど重要ではありません。

というのも、猫は腸が短く、消化の早い肉食が主体の内蔵を持っていますので、栄養価の高い猫専用の餌では、少量食べてお腹が減ったら少しまた食べるといったようなスタイルになります。

日本では、朝と夕方あるいは朝と夜などの決まった時間に餌を与える場合が多いですが、海外では餌はフード給餌器などで、常に食べられるような状態で飼育している場合も多いです。

1回の食事量が少ないのですが、ちょくちょく合間に食べるのが本来の習慣です。

また猫を飼育していると、どうしても食いつきの良い缶詰タイプや生の餌を与えるケースがありますが、鮮度の問題や添加物などの問題から、あまり頻繁に餌を変えるのは望ましくありません。

なぜなら、肥満の要因になるからです。

消化も早く、糞の量も少ない動物ですから、水もそれほどゴクゴクとは飲みません。

というのも、元々は砂漠に近い乾燥した環境を好んでいたのが、世界中の猫の原種です。

水は絶えず新鮮なものを飲みたがりますので、餌と水は同じタイミングで与えるというより、水も餌も、猫が食べたい時にその場にある方が望ましいです

肥満などで食事制限をする場合や、まだ生後2ヶ月弱で離乳が終わってドライフードを食べ始めた頃から飼うのであれば、朝と夕方の1日2回、餌を与えて成長や体重に注意するのが基本です。

アメリカンショートヘアは、生後約半年くらいで、大人の猫と同じように活発に動きまわるようになります。

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アメリカンショートヘアーを飼うために必要なグッズ

ペットキャリー

まず動物病院や、部屋を掃除する時、あるいはどこかに連れ出す時には必ず必要となるのがペットキャリーです。

布製、プラスチック製、それを組み合わせたものなど色々ありますが、猫用にはペットキャリーの上から猫を入れるタイプが良いです。

これは車で移動中、猫が車酔いで吐いたりする場合があるので、ペットキャリーの上から観察できる方が管理しやすいからです。

ケージ

猫にお留守番を指せる場合、多くの場合は放し飼いで室内でそのまま猫を放置する方が多いのではないでしょうか?

しかしながら、猫をお留守番させておくと、洗剤やガラス瓶、室内にある家財にいたずらや、興味をもって口に入れて事故に繋がる場合があります。

出来るなら、この子猫の時から夜寝るときや飼い主さんが出かける時は、専用のケージで管理する方が不慮の事故を防ぐことが出来ます。

金網や樹脂製など様々なものがありますが、猫が腕や足を挟まないように、またしっかり施錠が出来て、中で遊べるスペースがある高さのあるケージを用意するのがおすすめです。

猫は自分の縄張りを重視する動物なので、アメリカンショートヘアのテリトリーを部屋の中に準備するのは、非常に良いことです。

キャットタワーなどのおもちゃ

アメリカンショートヘアも含めて、猫は一人遊びが好きな動物ですが、何故か人が作ったおもちゃにはすぐに飽きてしまう性質があります。

一番良いのは室内なら窓辺を観察できるように、高さのある台やキャットタワーでもやや高さのあるもの、猫が室内で上下に遊べるスペースがたくさんあるのが望ましいです。

猫は、自分の視線が他の動物などよりも上にあると落ち着く動物なので、部屋では壁に猫が上がれる棚がたくさんあると喜びます。

また、外に出なくても野外を観察することで自分の縄張りを確認したがるので、窓辺周辺で外を眺められるようにしておく工夫をすると、猫はその住環境を気に入ってくれます。

トイレ

猫は、自分の寝床とトイレをハッキリと区別する動物です。

特にトイレは決まったところでするので、その場所が不潔だったり落ち着かないとトイレを我慢したり、餌や水を食べたり飲んだりすることを我慢していまうこともあります。

猫専用のトイレは、中に入れる猫砂が猫が糞や尿を隠す仕草で室内に散らばらないように、縁が内側に丸くなったような物を選びます。

基本は1匹に対してトイレは一つで、一度トイレの場所を決めたら、あまり移動しないようにしましょう。

ペットシーツ

トイレの習慣がまだ出来ていない、主に幼猫の時期には必要となります。

猫の糞尿はかなり臭いがキツイので、吸湿吸水性が高いペットシーツを用意しましょう。

大人になっても、トイレの猫砂の下に敷いておくと管理が楽になります。

トイレの大きさに合わせてペットシーツを用意すると良いでしょう。

首輪

本来、猫に首輪をつけるのは昔は猫は放し飼いだったからです。

しかし、アメリカンショートヘアの場合は見た目の可愛さから装着することが多いです。

つけるなら、猫の成長に合わせて調節できることと幼猫の頃から装着して慣れさせることです。

また猫の首輪を普段から付けて置く際に、掃除や飼い主さんが出かけるとき主にオス猫は逃げ出すことがよくあるので、迷い猫を探す際の手がかりになります。

最近では、猫にも首輪にリードをつけて一緒にお散歩する飼い主さんも少しずつ増えています。

リード

ほとんどの飼い主さんには必要ありませんが、時々お庭や野外に出したいなどの場合は、やはりリードがあった方が良いでしょう。

猫専用のものがペットショップで市販されています。

エサ入れ・水入れ

一番良いのは時間になって餌や水を与える場合、ステンレス製の熱湯消毒できる金属製の器です。

アメリカンショートヘアも含めて、どうしても猫は床で餌を食べるので、細菌や寄生虫が近くにいるような場合が多いです。

そのため、ただ洗う以外に時々食器は消毒した方が良いので金属製、それもステンレス製が猫が器を舐めても安心です。

自動給餌器のような餌入れを使う場合は、餌が湿気で鮮度が落ちないように気を付けなければいけません。

猫は口にする餌や水の鮮度には非常に敏感なので、湿気た餌は全く食べなくなります。

ウォーター・サーバー

水入れも、最近では専用のウォーターサーバーで、自動で新鮮な水を与えられるグッツが増えてきました。

ただし、これもやはり水の鮮度が重要でわざわざミネラルウォーターを準備する必要はありませんが、毎日気がついたら水を交換しておかないと水に臭いが移っていたり鮮度が悪くて猫が飲まなくなります。

猫砂

「猫砂」と呼ばれるトイレ用の敷き砂は種類も多く、何を選んで良いのか飼い主さんは悩むでしょう。

アメリカンショートヘアは、原種や和猫と同じように活発で被毛も短いので、猫が前足で自分の糞尿を隠せる位の、砂に近いペレット状、あるいは砂状の物をよく好みます。

処理は穴のあいたスコップ状のもので、糞や固まった猫砂を取り除きます。

紙状のタイプは猫のおしりに付着したり、個体によっては嫌う場合もありますので注意が必要です。

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アメリカンショートヘアーがかかりやすい病気

肥満

アメリカンショートヘアの場合は、やはり肥満は運動不足と万病の元です。

猫はそもそも水をあまり飲まないので、腎臓機能があまり頑丈ではなく、内蔵疾患では肝臓と腎臓の病気になりやすいです。

またよく多いのが、刺身や人の食べる肉類の加工食品あるいは安い魚介類や肉類を使った猫専用の生フードです。

これらは量を多く食べる割に脂肪や塩分などが多いので内臓に負担をかけてしまい、肥満の原因になりやすいです。

基本はドライフードと水で育てて、アメリカンショートヘアのような血統のある猫には、高品質な餌を与えるように注意しましょう。

嘔吐

嘔吐の理由は様々ですが、最も多いのが被毛を自分で舐めてそれが毛玉になって時々餌と一緒に吐き出したり、唾液や胃液と一緒に吐く場合です。

アメリカンショートヘアは短毛種ですが、季節の変わり目の抜け毛はそれなりにあります。

また、内臓疾患で吐いたり、食べ過ぎで直後に運動して嘔吐する場合もあるので、吐瀉物に関しては触るのが嫌でも吐いたものは観察して注意することが大切です。

皮膚病

皮膚病には、疥癬やノミ、ダニなどによる痒みで自分で皮膚を傷つけて怪我をしたり、傷口から細菌が入って皮膚病になるケースがあります。

ノミ、ダニは、最近では人にはあまり付きませんが、猫は床に近いところが生活圏なので、常に外部から持ち込まれた寄生虫はつきやすいです。

一度ノミ、ダニが体につくと、室内で卵を落として増殖して厄介になります。

こうした寄生虫は、シャンプーでもほとんど消滅しませんので、じきにまた猫の体に付着します。

専用の除虫薬は動物病院で処方されますので、皮膚に異常があったり、寄生虫を発見したら、出来るだけ早くに動物病院に連れて行くと良いでしょう。

腎不全

主に、与えている餌によって起こしやすい内臓疾患です。

猫のおやつや人の食べる食品には調味料、特に嗜好性を高めるためにわざと味付けがされています。

猫の舌は味覚が鈍感で、出汁の違いを区別できるほど鋭敏ではありません。

こうした味の濃いものは、内臓の中では血液の濃度や老廃物を処理する肝臓や腎臓に大きな負担を与えます。

猫の腎臓は体格の割に小さいので、腎不全は人の飼育下では比較的多い疾患です。

しかも、外科手術はほぼ不可能な状態になるまで飼い主さんは気が付きませんので与える餌には充分配慮して、専用の高品質で栄養が調節されたドライフードを与えるのが最も賢明ということが言えます。

猫は、飼育に関しては必要なグッツが少ないのでやたらにおやつの種類が多いですが、こうした風潮は日本だけの事情で、海外ではアメリカンショートヘアに普段から余計なおやつはあまり与えてはいません。

猫免疫不全ウイルス(FIV)

猫にとって最も恐ろしい感染症の一つで、「猫エイズ」と呼ばれることがあります。

この感染症ウイルスは潜伏期間が非常に長く、幼猫でウイルスに感染して生後3年目に発症するなど、感染経路がわかりにくい厄介な病気です。

症状は衰弱し、餌を食べても痩せていきます。最後は内蔵機能を失い、餌や水を食べなくなり、倒れて長く苦しんでから衰弱死するというものです。

この病気の防ぎ方ですが、基本は「アメリカンショートヘアを絶対に野外に放置しないこと」です。

猫によっては、発症しないがウイルスの保持者、つまりキャリアがいます。

感染するメカニズムは、傷口や同じ餌をウイルスキャリアの猫と一緒に食べてしまうことです。

猫同士の喧嘩も、野外の野良猫と格闘して傷つけば、それが原因となります。

感染の仕方は血液と粘膜からウイルスは体に入ることです。

治療方法は現在でもありません。発症したら、延命処置以外は出来ず、アメリカンショートヘアの体力と元々親から引き継いだ、体の中の免疫力だけで生きられるかどうかです。

また、あまりよくない傾向ですが、「ワクチン投与」というのが流行ってるそうです。

このワクチンとは、ウイルスの毒性を弱くした細菌を直接猫の体に注射し、猫にウイルスの抗体を作らせるのが目的です。

抗体とは細菌やウイルスに対する抵抗力のことです。

しかし、全ての猫に当てはまることではなく、抗体はいずれ弱くなるので、ワクチンを1回注射すれば安心というわけではありません。

かなり猫の負担になる場合もあります。副作用がないわけではありません。

したがって、最も有効なのは、アメリカンショートヘアは、野外に放置せず、飼い主さんの目の届くところで飼育し、怪我、皮膚病などから猫を守ってやることです。

肛門絞り

猫は自分の縄張りを主張するのに肛門付近の肛門のうから臭いが強烈な物質を、物体にこすりつけて行います。

アメリカンショートヘアの場合ももちろんこの性質があります、特にオス猫は飼い猫になると、縄張りを主張する機会がそもそも少なくなります。

この分泌物が使わないことによって排出口が詰まってしまい、猫の体が非常に臭くなる場合があります。

これはシャンプーでは決してとれません。

そこで、肛門の左右にある「肛門腺」を人の指で絞って強制的に絞りだすのが、肛門絞りです。

なかなか、わかりにくい場所なので、初めは動物病院で施術をしたほうが良いでしょう。

個体によって全く心配ない場合がありますが、急にアメリカンショートヘアの体が獣臭い感じがしたら、このせいだと考えても良いかもしれません。

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アメリカンショートヘアーの基本データ

原産国 アメリカ
寿命 平均12年〜15年
体重 約4kg〜5kg
体長 最大約50前後
性格 行動的で好奇心旺盛、人懐っこい
価格帯 生後2ヶ月:25万円〜26万円前後

原産国

原産国は、原種となった猫がブリティッシュ・ショートヘアと呼ばれるイギリスの品種でヨーロッパヤマネコがイギリスに人の手で流入し、やがてスコットランド・ヤマネコとして定着したのがその始まりです。

やがて人の手で飼われ、イギリスのプロテスタント系移民がアメリカ大陸に移民として移り住んだ頃、移民船で連れてこられた猫でした。

性格は体型も猫の原種と同じで、狩りに向いており主に穀物貯蔵庫のネズミ退治に飼われていたようです。

その後交配が繰り返され現在のような毛並みと色になり、クラシックタビーと呼ばれる独特の毛の柄を持つように至りました。

アメリカンショートヘアとしての種の定着は、1890年代と非常に古くから存在している猫の品種です。

寿命

アメリカンショートヘアの寿命は室内で広いところなら、15年前後は生きられます。

特に運動と寿命は大変重要で活発な種類の猫ですので、来るだけ室内でも運動できてストレス、運動不足を解消させると長生きできます。

体重

オスで最大、体重5キロ程度、メスならもう少し軽いでしょう。

2年から3年で落ち着くようになり、それ以後は活発さは消えて非常におとなしくなります。

繁殖を防ぐため、オスは去勢するケースが多いです。

なぜかというと、避妊と去勢では避妊の方が体への負担は大きいので繁殖を防ぐのなら去勢の方が良いからです。

感染症と腎臓病などの内臓疾患がなければ結構長生きしてくれます。

体長

オスがやはり体格では少し大きく、メスはややオスに比べて細いです。

どちらも跳躍力に優れ、非常に俊敏に動けます。

体が非常に柔らかいので、個体差がありますが立ってそのまま測ると、大人のアメリカンショートヘアの場合は体長50センチ程度が最大ですね。

性格

大型の猫の品種、メインクーンなどに比べれば活発で性格は行動的非常に好奇心が強く、自己主張もあります。

静かな環境を好み、自分の居場所を重視するので、室内では乗って過ごせる高い場所が好きです。

価格帯

現在の平均価格は血統を重視し、ブリーダーも厳選されてきていますので良い個体は24万から26万円くらいが目安です。

年々猫の人気上昇と共に繁殖自体も制限がかかるので価格は上がる傾向があります。

ブリーダーからでも、ペットショップからでも、生後2ヶ月未満は販売することは禁止されています。

長く飼うコツ

猫はストレスが一見少ない動物に見えますが、そもそも獲物を狙って捉えて食べるという習性はアメリカンショートヘアでも残っています。

したがって、周囲の警戒心とか様々な周囲の環境を常に気にかけているので、飼育環境が完全に安全で静かで、いつも餌や水などに満たされる状況なら、非常に飼いやすいだけでなく、長生きの可能性が高いのです。

人のように寂しいとか、仲間が欲しいといった感覚を持つ肉食動物はあまりいません。

野良猫もそれで、大半が単独行になっています。

アメリカンショートヘアは活発で、よく動きまわるので、その性質を理解して飼育環境が完全に安全で静かで自分が好きなことが出来るそういった環境をアメリカンショートヘアに与えれば良いわけです。

こうした適切な飼育環境を整えるというのが、アメリカンショートヘアも含めて猫を飼育する基本なのです。

まとめ

近年ますます猫の人気が上がっていますが、それにつれてアメリカンショートヘアの販売価格も上がりつつあるのが現状です。

最後までキチンと面倒をみるのはもちろんですが、猫の生活に自分の生活を合わせるというのは案外大変なことだと思います。

爪とぎなどで家具やインテリアがボロボロにある場合もあるし、外出も猫を残してあまり遠くには行けないでしょう。

そういった自分の制約を受けることを覚悟して、あの可愛いアメリカンショートヘアの生涯に付き合えますか?ということです。

病気になれば、人間のように国が支出の一部を援助してくれることはありません。

飼い主さん自身の健康管理と同時に、アメリカンショートヘアの健康管理も2つ必要になるということです。







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