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ボルゾイをペットとして飼う際の注意点まとめ【生態・餌・グッズ・病気など】

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大型犬というと、「飼うのが大変」、「力が強い」などのイメージがあるかもしれませんがその殆どは、飼い主さんに従順で飼いやすい種類が多いです。

少々のことでは動じませんし、ボルゾイなどは気品があり、優雅で見た目も美しい犬種です。

体高が高く、存在感のある犬種で、最近では人気もあがってきています。

そんなボルゾイの飼育に関する注意点、生態や飼うのに必要なものなどをご紹介します。

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ボルゾイの生態 昼行性? 夜行性?

ボルゾイは「ロシアン・ウルフハウンド」よ別名を持つ、ハウンド系の大型犬種です。

ハウンド系とは勇猛果敢に自ら狩りをする犬種の一つで、オオカミ狩りの猟犬として13世紀にには飼われていたほどです。

特徴は非常に長細い顔つきと、非常に体高が高く、体が細いことです。

最近ではその優雅なスタイルが人気で、日本でも度々飼ってる方を見かけるようになりました。

世界で開催されるドッグショーではよく見る犬種で、視力が比較的よく流線型の体型は素早く走るのに適しています。

顎の力も強いので、飼育はあまり感情を引き出すような、からかう態度で接すると痛い目にあわされるといった、自我の強いところもあります。

一方で物静かな犬種ですので、昔から貴族に大切に飼われ犬の飼育に慣れている飼い主さんなら、その魅力に惹かれると思います。

ほぼ人の暮らしに合わせて生活できるので、夜間は休んで就寝し、早朝から朝日と共に起きて活動するような生活スタイルです。

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ボルゾイの食事・餌は何? 1日どれだけ必要?

子犬で販売されそこから飼育する場合は、生後1年経過するまでは欲しがるだけ与えても問題はありません。

大型犬にしては体型が細い割によく食べる犬種と言えます。

被毛が長く縮れているので、長毛種用のプレミアムフードで飼育していくことになるでしょう。

幼犬から成犬まで基本は朝と夕方の1日2回の食事回数です。

運動量が多いので、この2回の餌のタイミングは、時間をしっかり守る必要があります。

また見かけ以上に骨格が太い犬種ですので、噛みごたえのあるドライフードで噛み砕いて食べるくらいのサイズが適しています。

また、缶詰の餌も肉を与える意味で高品質なものを与えても構いません。

成犬の場合は、様子を見ながら食べきる量をまずは決めて一度決めたらその量を必ず決めて与えるようにします。

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ボルゾイを飼うために必要なグッズ

専用餌台、水入れ

ボルゾイは大きくなると体高があるので、立ったまま餌を食べる方が楽です。

深めのステンレス食器で直径20センチ程度でワイヤーで出来た植木のスタンドなどを使って、餌入れ、水入れをボルゾイの胸の高さまで持ち上げた状態で与えます。

成長に合わせて餌入れ・水入れの高さを変えることが必要です。

また、ボルゾイのような大型犬種は、常に飲水が必要ですので、餌と同時に水を与えたら、新しく新鮮な飲水をいつでも飲めるようにしておく必要があります。

餌は脂質を抑えた高カロリーのものが良いです。

太りにくい犬種なので、キチンと必要な餌の量を決めていれば、間食で小さなおやつを与えても良いです。

ペットフェンス・ゲート

室内で飼う場合は、玄関やキッチンなどの犬を中に入れないようにフェンスがあった方が便利です。

ペットゲージはボルゾイの場合は、相当の高さが必要なので室内では放し飼いの方が良いです。

部屋の広さは10畳以上、洋間ならフローリングは足がふらつき関節を痛めますのでカーペットを必ず敷きます。

なおこの犬種は、野外で糞尿をさせるべきではなくやはり室内でペットーシーツを専用の犬用トイレの広いパレットでさせるのがマナーでしょう。

野外ではさせない方がこの犬種にはよく似合っています。

移動手段について

動物病院に連れて行く時は、一般的な乗用車よりもバンのタイプで荷台にフェンスなどを設けてそのまま移送した方が事故が少ないです。

大型犬用の折りたたみ式ペットケージが市販されているので、中で座らせて運んでも良いですが、こうした大型犬でも体高がある犬種は、助手席などには乗せない方が安心です。

首輪・リード

ハーネスでも良いのですが、キチンと歩行訓練が終わっていれば首輪とリードでお散歩させる方が良いでしょう。

力は強いので、リードは長めに持つのは禁止です。

大型犬は、お散歩では飼い主さんの真横につけて歩かせるのがマナーです。

また、首が長いので首輪を引っ張るようにお散歩させるのはダメです。

ゆっくり、犬の歩幅に合わせて歩くようにしましょう。

また走るのが好きな犬種なので、広い河原などで平坦な場所、土の上の広い空き地などではリードをつけたまま一緒に軽く走ると良いです。

歩幅が大きいので、ある程度時間をかけて構いません。

散歩は、毎日行い、雨天でも積雪でも断行します。

最低1時間以上の運動は必要ですので、昼間、家に誰もいない家庭ではボルゾイは飼えないと思った方が無難です。

ブラシ

トリミングが必要になるほど、長い被毛になることは少ないですが季節の変わり目などでは被毛が抜けますから、幅広く歯が短いブラシを使うことをおすすめします。

毛艶のためにも時々体はシャンプーをしますが、その際は犬の美容室やトリミングスペースのあるペットショップなどで、シャンプーを頼むと良いと思います。

成犬はかなり大きな犬なので、自宅でシャンプーするのは大変だと思います。

大型犬舎※野外飼育の場合

ボルゾイは野外でも飼育できます。

ただし、夏場は耐性が弱いので、出来るだけ冷房のついた室内で管理します。

犬舎は物置のような大型のものが必要で、中にはタオルケットやベッドなど、居心地の良い横になれる敷物を敷き虫や汚れによく注意することになります。

日本では、ほとんどの飼い主さんは家の中で飼育しているパターンが多いです。

ただし、逃走すると何キロ先までも行ってしまい交通事故などの危険があるので、ボルゾイの体高の約2倍のフェンスが無い場所では、野外飼育は危険です。

また小さなお子さんがいる家庭では、遊び過ぎると狩りの興奮が起こる場合があるのでエスカレートさせないように、お子さんとの接触は控えめに行うのが良いでしょう。

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ボルゾイがかかりやすい病気

皮膚疾患

遺伝的な病気は少ない犬種ですが、被毛と皮膚に関する疾患があります。

餌の品質が悪いと脂漏のような皮膚になったり、あるいは運動不足で代謝が悪くなるなど、被毛が抜けたり皮膚が赤くなるような炎症もあるので気をつけたいです。

また、ブラシも強めにやると、皮膚を傷つけるので、優しく毎日お手入れするように心がけてください。

関節炎

体高が高いだけではなく、幅も狭い体型なので特に室内で管理の場合は、床に充分注意することです。

つるつる滑るようなフローリングでは、足が左右にブレてしまい肩と膝の関節に大きな負担をかけることになります。

非常に細菌感染では免疫力もある個体も多いのですが、感染症から治った時にずっと横になっていたお陰で、関節が腫れて膿がたまるような場合もあります。

骨は太い方なので、走り回っても問題はありませんが頻繁に足を屈折させなければならない環境は、ボルゾイの関節には悪影響を及ぼします。

眼病

ボルゾイ網膜症といわれる、この犬種特有の眼病があります。

先天的に網膜の発達が不完全でこれは幼犬でもなかなか見分けることは難しいので、こういった病気のある親からの血統には遺伝的に起こりえる病気の一つだと思っておきましょう。

心筋症

大型犬に多い、肥大性心筋症などが可能性としてあります。

運動における呼吸不全や、突如倒れるような症状、治療は難しく、寿命もこの症状のせいで短い個体もいます。

幼犬の頃からあまり活発でない個体は、この可能性もありますので、よく観察して個体を選ぶことが大切です。

胃捻転

あまりに食事のタイミングが不規則な場合、お腹が減ってボルゾイは大量に餌を噛まずに飲み込む場合があります。

この時に急激に胃が拡張して、胃がびっくりしてねじれる症状です。

殆どが急性ですので、早急に動物病院での処置が必要です。

気をつけないと、これが原因で急死することもあるので、注意しましょう。

股関節形成不全

幼犬から成長過程で飼育環境や姿勢の癖、成長に合っていない餌入れや水入れの高さなどによって無理な姿勢を続けていると、股関節がしっかり形成できず足が不自然に開いていたり歩くとふらつくような状態になります。

大型犬でも、ボルゾイによく見られますので、発育に応じた運動と普段からの姿勢、床の素材などには配慮が必要です。

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ボルゾイの基本データ

原産国 ロシア
寿命 約7年〜10年
体重 約34kg〜47kg
体長 約70cm〜80cm前後/体高75cm〜85cm
性格 落ち着いて優雅、冷静、鋭い観察眼、遊び好き
価格帯 25万円〜34万円

原産国

ロシア原産で、かなり古くから存在した犬種です。

土着の猟犬として飼われ、11世紀に王族の婚姻で護衛犬として飼育されています。

うさぎなどの小動物の狩りやオオカミの狩りなど、貴族、王族のお供で愛されていました。

またロシアが革命により王族が追放された時に、不幸にも富裕層の象徴として虐殺されることを恐れた王族が自らボルゾイを殺したという悲しい歴史もあるそうです。

ロシアから迫害を逃れて、イギリスやアメリカに持ち込まれイギリスでは王室でも飼われていたことが知られています。

ボルゾイの名前は1936年になってから正式に名付けられています。

寿命

大型犬は、中型、小型犬に比べて残念なことに寿命が短い特徴があります。

野外飼育では平均7年から8年位、ずっと室内管理で空調が整った中で約10年前後の寿命が平均的です。

犬の場合、大型犬も小型犬も心臓の大きさがあまり変わらないというのも、原因の一つではないかと推測されていますが11年以上のボルゾイは高齢犬ということになります。

体重

ボルゾイは大型犬の割に、非常に体重が軽いので遊びの中で背中に乗ったりしてはいけません。

歩行訓練でも比較的早くに覚えるので、扱いやすい犬種ですが一旦走りだすとリードを引っ張る力は強いです。

体長

大型犬の場合は、体長はそれほど大きな違いはありませんが足の長さでかなり差が出ます。

また、近年の国内ブリーダーでも繁殖が多くなりつつあるのでスタイルが崩れ幼犬でも顔が丸い個体が増えています。

見比べてボルゾイの幼犬は見た目がやや細く貧相に見えますが、成長すると体格は縦に伸びていきますので価格的に20万円以下のボルゾイは、個体として血統が薄くなってきているといえます。

大型犬の場合は、直系の親の下、つまり孫の代から先は個体のスタイルが崩れやすいです。

性格

落ち着いて室内でくつろいでいる時は、一匹で横になったり優雅で綺麗な犬種です。

あまり吠えず、いつの間にか飼い主さんの側にいるようなことが多く甘え方も独特です。

一方他の犬種には遠くから立ち止まって見つめるような、厳しい側面も持っています。

行動も意思表示がはっきりしている性格なので、犬と一緒に遊びたい人には少し物足りなさを感じる犬種かもしれません。

価格帯

何度か既に解説しているように、ボルゾイは改良品種ではない元々の原種がそのまま伝わった血統種なので、血縁でボルゾイの直系でも親の世代を引き継いでいる、いわゆる「血が濃い」個体が成長して立派なボルゾイになります。

そのため、ボルゾイ専門の国内ブリーダーは数が限られていますので、価格帯は高めです。

良い幼犬は28万円から、高いものでは100万円を超える個体もいますが、20万円以下にスタイルの良い、立派なボルゾイは、ほぼいないでしょう。

まとめ

高価な犬種として、以前は国内でも飼育者が極端に少なく犬飼育に慣れた人だけが飼っていたのがボルゾイです。

リードをつけて、ピッタリと飼い主さんと寄り添って優雅に歩く姿は、明らかに他の一般的な犬種とは違った空気を感じさせます。

大切に飼って頂きたい犬種ですから、ボルゾイのためにその生活を合わせてみるのも悪くないかもしれません。

飼育すると、自分の生活スタイルも変わるような品種です。







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