鳥類

エミューをペットとして飼う際の注意点まとめ【生態・餌・グッズ・病気など】

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エミューというと希少動物のように感じますが、実は日本国内では北海道で、株式会社東京農大バイオインダストリーなどでも飼育している大型の鳥類です。

生体販売は全国では一箇所のようですが、案外飼いやすい鳥であることは興味深いです。

敷地が広いのなら、ちょっと飼ってみたい大型動物かもしれません。

エミューをペットとして飼う際の注意点をまとめました。

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エミューの生態 昼行性? 夜行性?

エミューはダチョウと同じ「飛べない鳥」で、ほとんど日中に行動し夜はあまり目が見えません。

朝も鶏同様、早朝日の出直前から行動して、日が暮れると寝床などで寝る習性です。

エミューの食事・餌は何? 1日どれだけ必要?

1日成鳥で約6キロほどをたべる大食漢です。

野菜、果物、雑草は特に好み、小動物も野生では食べていますし、昆虫も好きな雑食性です。

市販のものでは、養鶏用の乾燥とうもろこしや穀物を配合した総合飼料と合わせて、野菜や果物を与えると良いでしょう。

鳥専門の卸売業者では、20キロ単位で原体として売られている場合があります。

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エミューを飼うために必要なグッズ

購入から搬送まで

日本最大のエミュー牧場「オホーツクエミューらんど」が北海道網走市にありますが、現在そこで飼育されているエミューから生後36ヶ月の成鳥までは購入することが可能となっています。

引き渡しは牧場へ出かけ、直接目視で飼い主さんが選ぶことになります。

他は、食用として流通している有精卵を購入して孵化させる方法もあるのですが、非常に病気など、幼鳥飼育に関しては特別な知識が必要で、動物園などの飼育経験があるとか動物飼育の専門学校卒の有識者でなければかなり難しいでしょう。

「オホーツクエミューらんど」では、生後1~2ヶ月程度の幼鳥も販売しこの場合は航空貨物として最寄の空港止めで搬送可能です。

生後3ヶ月程度~生後36ヶ月程度の幼鳥・成鳥は、飼い主さん負担で直接牧場へ出向いて引き渡しを受けることになります。

搬送には特別のトラックが必要で、体長(体高)は2メートルもあるので、エミューがあまり動かないような頑丈な檻のある特別な仕様車が必要となります。

大型鳥類に関しては国内では陸送以外の手段がないので、搬送は独自に車を手配するか、改造された自家用車を使用するしか手段はありません。

広大な敷地

少なくとも、街中の小さな公演ほどの広い敷地が必要です。

飼育に関しては特別な許可はいりませんが、鳴き声が独特で夜間は小屋風の大きな面積の飼育小屋の設置も必要です。

こうした専門施設は一般では市販されていないので、土木業者に頼んで特別に敷地内に建てる場合もあるでしょう。

野外で越冬できるので、暖房設備は特に必要ではありません。

幼鳥は冬場は室内飼育で保温した状態で管理することになります。

幼鳥の飼育は室温30度前後で、乾燥した室内が調子よく育てられます。

敷地の目安は、自宅面積の約2倍ほどです。なお、鳴き声などの騒音問題ですが、オスとメスで鳴き声が異なるのですが、オスは低い声、メスはドラミングのような鳴き声です。

飼育小屋は、市販ならウシ用のカウ・ハッチや農業用 D 型ハウスなどが適しています。

小屋内は出来る限り床は乾燥させておかなければなりません。

餌入れ・水入れ

横長の比較的大きな木箱の餌入れと、水は池のような地面に掘った面積の大きな水場が必要です。

繁殖をしないのなら、個室のようなコンクリート製の部屋は必要ありませんが、餌も水も、同じ敷地内になる小屋の中に設置する必要があります。

大量の牧草

牛や豚の飼育に使われるような麦わら、稲わらなどの干し草が必要です。

これは寝床に使います。エミューの場合は、夜間は地面に座るようにして眠るので、こうした干し草は常に新しいものと交換できるようにしなければなりません。

掃除はひと月に2度、あるいは最低でも1度は全体的に行う必要があります。

頑丈な鉄柵

敷地内周辺には、高さ1メートル80センチから2メートルほどの金網、もしくは鉄柵が必要です。

エミューはおとなしい動物ですが、急に驚いて不意に敷地から飛び出して逃げ出さないようにしなくては、周辺住民に迷惑がかかります。

市販されているものでは、鹿柵フェンスが都合が良いとされています。

大きめの網

エミューを捕まえるためにはコツが必要ですが、慣れてないうちは軍手や防護服、作業服で捕まえた後、体の部分と足を網などで包んでおく必要が出てきます。

エミューは足が長いので、フラミンゴ同様に足を前方に折り曲げて暴れるのを防ぐような処置が必要となります。

フラミンゴの場合は、婦人用ストッキングを使用しますがエミューの場合は縄状の網が必要となるでしょう。

繁殖期のエミューは、性格がやや荒くなります。

捕まえる場合はエミューの正面からではなく後方から驚かさないように両翼を手で抑えます。

繁殖期のサインは、嘴や脚が赤くなるので見分けられます。

エミューは雑食性で、野菜や果物、昆虫や雑草などをよく食べますが、1日約6キロ弱の食欲があるので敷地には雑草、タンパク源として昆虫の代わりになるものあるいは肉類なども低脂肪なものを常に用意しておく必要があります。

※エミューは小動物を食べる場合があります。

また餌付けを直接手で行う場合は、細菌付着に注意する必要があるので、ビニール手袋を使用した方が安心です。

エミューは一般的な鳥のように砂嚢と呼ばれる小石を消化の助けにする器官を持つので、地上には小石があっても除去しないほうが望ましいです。

孵卵器(卵の場合)

孵化させるには、温度35.5~36.7度、湿度30%~35%を管理できる大型の孵卵器が必要です。

自動で卵の位置を移動させて卵を孵化まで管理できる装置で、有精卵なら約42~52日前後で孵化します。

メスの場合はオスがいなくても、10~30個は卵を産むとされています。

孵化後はダンボール等に、保温電球を遠目に点灯して保温をしながら飼育します。

保温電球

今ではペットショップでは入手も難しくなってますが、養鶏場などの雛の飼育に使われている鉄製のガードがついた保温専用電球と呼ばれる物が市販されています。

大型の100Wくらいのものは、冬場に備えていくつか小屋に設置できる方が安心かもしれません。

雨とコードを保護するような工夫も必要ですね。

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エミューがかかりやすい病気

ストレス

「充分な運動・訪問者の制限・集団内での人の動作パターンに注意すること」といったような、飼育上の注意点が指摘されています。

他には「よい給餌・水の管理・衛生」で、感覚としては、大きな鶏を庭で育てているような感じです。

ほぼ病気に無縁

頻繁にものを口に入れる特性があるほかは、病気らしい病気は殆ど無いので一般的に飼いやすい大型鳥類です。

よく走り、しかも泳ぎが得意です。

元気に走り回れる広さの敷地がやはりエミューを健康的に育てる環境ということになります。

ダチョウと同等の疾患

治療方法はまず日本国内では絶望的なので、とにかく太陽光による紫外線消毒と乾燥によく注意することです。

ポックスウイルス・パラミクソウイルス、特発性大動脈破裂、E. coli大腸菌などがあります。

肥満は起こりやすいそうですので、栄養管理と体重管理は重要になります。

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エミューの基本データ

原産国 オーストラリア
寿命 20年〜30年
体重 40kg〜60kg
体長 1.6m〜2m
性格 犬猫などが苦手、臆病で人に慣れる、警戒心は強い、繁殖期はやや危険
価格帯 生後1ヶ月:40,000円程度、生後36ヶ月程度:190,000円

原産国

ヒクイドリ目ヒクイドリ科エミュー属に分類される鳥類で、現在生き残っている鳥類の中ではダチョウに次ぐ大きさがあるのがエミューです。

元々、乾燥した地域に広く分布し、オーストラリア以外でも生息していましたが、狩猟や駆除運動などで数が激減しオーストラリア以外のエミューは絶滅してしまったと言われています。

後ろ向きでは歩けないので、常に前向きな鳥であるとして、オーストラリアのシンボルになっています。

観賞・愛玩用や食用として飼育されており、特に産卵が非常に多いので食用としては昔から利用されています。

翼はダチョウ以上に退化しています。卵は濃い緑色です。羽毛は、一本の羽が根元から二本に枝分かれしています。

寿命

人工飼育下でも孵化が比較的容易で、非常に長寿な鳥類ですので30年生きる個体も珍しくありませんが、湿気がどうしても体調を崩しやすいようです。

健康管理は動物病院というより、動物園に勤務しているような獣医師を探しておく方が良いでしょう。

体重

平均でも、50キロにはなる鳥類ですので、一般的な若い女性の体重とほぼ同じです。

体長

エミューの卵は長さ10㎝、重さは700~900g程にもなるので、非常に体が大きく背の高さはダチョウに次いで2番目に高く、体重はダチョウの仲間の中では3番めに重い種類です。

性格

犬猫のような四足動物を敵視する性格で、人の場合は同じ2足歩行なので、親和性が高いと見られています。

繁殖期は攻撃的で、正面からでは足の爪で攻撃されることもあります。

雷や大きな音、蛇や犬などでもパニックを起こすことがあります。

同じ仲間のヒクイドリよりは、攻撃性は非常に低いとされています。飼いやすい方です。

価格帯

生後1ヶ月であれば40,000円程度、生後36ヶ月のものは190,000円くらいとされますが北海道のエミュー牧場でも、最初は8羽からスタートでしたので相場は変わる可能性が高いです。

銀行振込の手数料・代引手数料(幼鳥)・梱包費用(幼鳥)・送料(幼鳥)・消費税などが別途かかります。また生体保証は一切ありません。

まとめ

詳しく調べて、エミューは国内で飼育は、環境さえ揃えば可能だとわかりました。

北海道で飼育されているのは、恐らく北海道は梅雨がないからでしょう。

案外病気に強く、繁殖も容易なので飼いやすいのがわかって頂けたかと思います。

北海道旅行にちょっとエミュー牧場を見学するのも良いかもしれません。







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