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キツネをペットとして飼う際の注意点まとめ【生態・餌・グッズ・病気など】

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見た目も可愛くて、犬のような外見のキツネですが、ペットとしてよく知られているのは、輸入の砂漠に生息するフェネックが有名でしょう。

人にも慣れやすく、また遊び好きの性格なので、ペットとして飼っている人も海外では多いです。

キツネをペットとして飼う際の注意点を、詳しく解説いたします。

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キツネの生態 昼行性? 夜行性?

キツネ属に位置する4つ足の犬に似た動物がキツネです。

日本ではアカギツネの亜種であるホンドギツネが生息していましたが、開発で獲物が無くなり、現在では北海道に生息するキタキツネが非常によく知られています。

自然分布以外に人工的に流入したケースも多く、沖縄本島、佐渡島などにも生息しています。

イヌ科の仲間ですが、家族単位で生活することで知られ、肉食に近い雑食性で、鶏やうさぎ、小動物や昆虫を食べるので、特に養鶏場などではキツネの被害で忌み嫌う傾向があります。

警戒心が強い反面、好奇心が強いので、人の生活圏でゴミをあさったり、餌付けで観光客に餌をねだったりすることが近年では過度な繁殖要因となり、問題化している場合も有ります。

イヌ科でありながら小型で、通常赤褐色で、尾が白かったり、足先が黒い被毛に覆われた個体も存在します。

日本では、稲荷神社に見られるように、土着的な信仰対象となっている場合があります。神話にもよく登場する代表的な動物です。

穴掘りが非常に得意で、独特の強烈な臭いを放つ排尿をすることでも知られています。

性格はどちらかといえば猫に近く、ザラザラした舌と敏感なひげを顔に生やしています。

遊び好きでロシアなどでは、家畜、ペットとして繁殖実験が行われたこともあります。

現在では禁止されつつありますが、その昔は毛皮をとるために狩りの対象になった歴史も長いです。

キツネの食事・餌は何? 1日どれだけ必要?

餌は、肉食性の傾向が強いのでドッグフードとキャットフードで、ドライフード、ウェットフードをバランスよく配合し、行動に必要なタウリンを摂取させるため果物や野菜も適度に与えます。

一度に多くの餌を与えるより、1日数回少量ずつ与えて様子を見ることが大切で基本的に鮮度の良い餌以外はあまり口にしないので、ドライフードは湿気を注意し、生のウェットフードは鮮度の良い新鮮な餌を与えます。

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キツネを飼うために必要なグッズ

狩猟の注意点

キツネは鳥獣保護法における「狩猟動物」です。

希少動物ではないので、捕獲は違法ではありませんが狩猟用に指定された網、指定された捕獲用の罠、装薬銃や空気銃に関しては使用に関して公的な許可が必要となります。

これらは、ハンターとしてみなされるので、狩猟免許他、手続きで必要経費がかかります。各都道府県ごとに、狩猟時期が決められ、その範囲の期間中なら一般の人が捕獲しても問題はありません。

しかし、都道府県ごとに狩猟可能場所、禁止場所が定められているのと休猟区や鳥獣保護区内ではいかなる狩猟も認められていません。

公道、寺社境内などは狩猟禁止となります。

狩猟に使う専門道具以外では、ビニール袋や手づかみなどで捕獲することも出来ますが、一般的には怪我や事故の元なので普通は親を失った幼体などの保護目的で飼育することが多いでしょう。

また日没後から日の出までの時間帯は、いかなる狩猟も禁止されています。

いずれにしても、安全に捕獲するには、狩猟免許で行われる講習などの知識はあった方が良いです。

中型犬用・ケージ

金網で四方、天井までしっかり囲まれた頑丈なケージが必要です。

非常に跳躍力が高く、飼い猫を襲ったりする場合もあるので放し飼いは出来ません。

また非常に排尿は悪臭もするので、室内で飼育するよりは家の敷地内の野外に専用の施設を設置することが望ましいです。

幼体からしばらくは室内で管理できますが、成体ではまず臭いの問題では野外飼育のほうが合っているでしょう。

餌入れ・水入れ

飼育方法は動物園施設などで、フェネックなどの類似動物の飼育法と似ていますのでウォーターボトルやウォーターサーバーから水を飲ませるよりも水場、あるいはしっかり設置できる、底の深いステンレス製の水入れと断面が台形型の金属製餌入れが必要です。

幼体の場合は、一匹ではなかなか餌を食べない場合もあるので、場合によっては栄養失調にならないように、強制給餌も必要です。

牧草などの天然素材

キツネは本来、地面にくぼみや穴を作ってそこを寝床にしたがります。

出来るだけ潜り込めるような、清潔な牧草などを寝床として用意しケージや飼育設備内に隠れる場所を設置することが必要となります。

特に冬場は寝床が非常に重要となるので、犬用ベッドや猫用ベッドで代用するよりは、牧草などの自然素材のほうが気に入ってくれるでしょう。

遊ばせる敷地

どちらかといえば、犬に近い行動半径を持つ動物なので一般家庭でも庭のあるなるべく広い敷地で、閉鎖的なキツネが逃げ出さない程度のフェンス、塀がある中で時々飼育施設やケージから放って遊ばせるのがベストです。

運動不足によるストレスで脱毛、絶食などもよくおこるので、地面のある陸地で飼育するのが最も正しい飼育法です。

軍手などの保護用具

好奇心旺盛で幼体から買えば、かなり人に馴れますがそもそも狩りをして動物を捕獲することもある肉食性の動物です。

歯はかなり鋭いので、じゃれあっている中で手に大怪我を負う可能性もあります。

厚手の長袖シャツ、軍手、長靴などは飼育管理に関しては必要な道具です。

あくまでも野生動物を飼うということを忘れないようにしましょう。

トイレ

キツネの仲間のフェネックなどもそうですが、排便排尿は一応決まったところにしますが、飼い主が決めたところでしつけられるとは限りません。

また一般的なペットシーツには、内部に吸水性の化学素材が使われてますので、キツネが加えて食べてしまう可能性も高いです。

排尿は吸水性のあるペットシーツをペットケージの底面のトレーに敷きそのまま吸収させ、糞は特定の場所でするようになったら、その場所に糞の臭いをつけてそこでさせてこまめに糞は取って片付ける方が良いです。

フェレットのトイレの設置法を参考にしても良いかもしれません。

リード・首輪

常に装着することはオススメ出来ませんが、獣医師のところへ連れて行く時や管理の中でどうしても行動を制限したい場合などは、中型犬用で丈夫な革製の首輪と金属製のチェーンが合った方が良いでしょう。

おもちゃ等

性格は猫に近いので、一人遊びも得意です。

ただし、錦鯉や金魚などを飼育していると、狙って食べられてしまうこともあるので注意が必要です。

基本的に小動物とは一緒に飼えません。

おもちゃは犬用のゴム製などのものが良いでしょう。幼体ではぬいぐるみなども与えておくと、精神的なストレス緩和に役立ちます。

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キツネがかかりやすい病気

エキノコックス

多包虫の仲間で、シベリア、中央アジア、ヨーロッパ中部やアラスカなどの寒冷地に非常に多く生息している寄生虫です。

寄生虫に感染した小動物、野ねずみなどを食べると、腸内で成虫となって人に感染しエキノコックス症を引き起こします。

潜伏期間が10年以上と長いこともあり、感染すると皮膚の激しい痒み、結核に近い症状をみせることがあります。

キツネには無害だとしても、キツネの糞や食べ残しに卵が付着していることもあります。

キツネはこのキャリアであることが多いので、野生のキツネを捕獲する際は、その可能性が高いことを充分、留意しなければなりません。

皮膚炎

人工飼育下で、環境が不衛生だったり、また抜け毛などの処理を疎かにするとノミやダニの発生源となって、それが再付着しキツネの皮膚が炎症などで脱毛してしまう場合があります。

絶食

キツネのメスの繁殖期は冬が多いので、この期間絶食に近い状態になることがあります。

キツネは春から夏場まで充分に体に栄養を蓄えて冬に備えるので、給餌に関しては非常に慎重にキツネの体重を減らさないように心がけなくてはなりません。

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キツネの基本データ

原産国 日本他、ロシア、シベリア、ヨーロッパ各地
寿命 約2年〜5年
体重 幼体から若い個体2.2kg〜オスの場合で約14kg
体長 50cm〜80cm※オスは90cmになる場合がある
性格 警戒心が強く、好奇心旺盛、行動的で縄張り意識が強い
価格帯 商取引は無いが、参考価格は100,000円から200,000円程度

原産国

一般的に日本で見られるタヌキは、ネコ目イヌ科タヌキ属になるホンドタヌキです。

日本産の亜種で、本州から九州、四国に生息しています。

北海道に生息するのは、越冬する種類のエゾタヌキです。

ホンドタヌキの場合は、越冬する際でも、温かい地域周辺に住むケースが殆どで、広葉樹林が多い比較的なだらかな平地で隠れる場所が多い、林や森がある地域に生息しています。

そのため、農作物や、銀杏、果物、ネズミ、カエルや小さな蛇、昆虫やザリガニなどを餌にしています。

寿命

平均では10年以内が多いですが、野生では実態の記録が少ない動物で寿命は10年前後としかわかっていません。

死んだふりという擬態をすることで知られ、交通事故などではびっくりしてそのまま動かなかったが後に立ち上がって逃げるなどの行動をとることがあります。

餌付けが容易で、また人里のゴミなどを漁って暮らす個体も多いので、順応力は高いです。

またオスメスつがいの場合は生涯ペアでいることが多く、どちらかが早く死ぬと片方の寿命が短くなるなどの研究もありました。

繁殖は1月から4月の早春の頃で、1回の出産で5匹から7匹産むなど多産で知られています。

1匹のメスは生涯の中では、19匹産むこともあり繁殖力は強いです。

最長14年という記録もあるそうですが、これは人工飼育でも動物園などに相当する、特殊な環境下においてなので、あまり参考にはならないでしょう。

また野生の場合は、開発などで餌が失われ、餓死のパターンもあるのでこれも短いのは当然かもしれません。

野生個体は、平均6年から8年が寿命と言われています。

体重

大きさはオスのほうがメスよりも大きいので、日本に生息するキツネの場合、オスは約5.9Kg前後、メスは5.2Kg前後です。

イヌ科の動物ですが犬よりも胴体は細く、大きな耳と尾が特徴です。

見た目でフワフワに見えますが結構被毛は固くパサパサしており、艶がある割には被毛全体がコートの覆われたような印象を受けます。

この肌触りが毛皮として珍重されてきました。

体長

日本で生息するキツネには亜種は少なく、その大半がアカギツネとなります。

食肉目では最大の頭数がある品種で、北海道に生息しているものをキタキツネ、本州に生息する品種をホンドギツネと呼んでいます。

ネコ科と同じ瞳は縦にスリットがある瞳で、夜間の行動に適するように動向が最大で真円に近く開くことで夜目が効く性質です。

そのため、この細い体型によって物陰に隠れるのが得意で、瞬発力、跳躍力共に高いのが特徴です。

性格

非常に賢く、イタズラも好みます。

シベリアのノボシビルスクにある研究所が、人に慣れたキツネを繁殖している世界で唯一の場所で芸や命令に従う、人に慣れたキツネを入手できるそうです。

強力な穴掘り能力があるので、室内でも床を傷つける、カーペットをボロボロにするなどの行動を取る場合があります。

性格は猫に近く、木登りも得意で高いところで眠る場合もあります。

縄張り意識が強く、自分より大きな相手からは身を隠したり、高い頃に逃げて回避する行動をする場合があります。

好奇心は幼体から旺盛で、普通なら敵対しやすい犬や猫との共存も可能であることが知られています。

現在知られている人と犬の関係が密接だった古代の遺跡よりも、約4,000年以上前に、人の身近な暮らしのそばで、キツネが暮らしていたことが最近の研究でわかってきています。

価格帯

日本国内では、動物園などでは100,000円から200,000円前後の国内繁殖個体が流通することがありますが、珍しい動物ではないため流通量は少ないです。

一方、ロシアのノボシビルスクにある研究所では、人に慣れたキツネ(アカキツネの仲間)が販売されるケースもあります。

その場合、価格は日本円で約800,000円と非常に高額になっていますが、慣れた個体を自己繁殖させている唯一の施設なのでペットとして仮に販売される場合は妥当な価格帯かもしれません。

まとめ

キツネの飼い方で注意点や飼育法に関する詳細をご紹介しました。

現実的には、狩猟可能な時期に日本国内でキツネを専門道具を使わず飼う事自体は違法ではありませんが、狩猟の専門知識も無く素人が捕獲することは現実的ではないでしょう。

また本州では再開発の影響で、固有の種類が減りつつあるため、繁殖目的、あるいは農作物被害の駆除以外で個人が捕獲することは現実的ではないと思います。

しかし、こうしてみると、しっかりした施設があれば誰でも飼育できる動物であるというのは興味深いです。







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