墓じまいをした後の供養方法

散骨をするメリット・注意点・費用・手続きまとめ

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日本では死体を焼いて残った骨を葬る火葬が一般的です。

火葬の後に故人の遺骨はお骨壷に入れてお墓へと納めますが、近年では自然に還す散骨葬という選択肢もあります。

海洋散骨や山への散骨が一般的な方法で、メリットや手続きに関する詳細を見ていきましょう。

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散骨のメリットとは

一般的な火葬とは異なり、散骨にどんなメリットがあるのか以下ではまとめてみました。

  • 宗教や宗派に関係なくでき、見送る人の希望によって様々なプランの中から適したものを選べる
  • 海洋散骨であれば粉骨費用や船のチャーターで20万円程度と安く、自分たちで行えば0円で済ませられる
  • お寺との付き合いがなく、霊園への管理料を支払う義務がないので維持費が発生しない
  • 先祖代々のお墓を引き継ぐとなると遠くへと在住するのが難しくなるが、散骨であれば居住地を自由に選べるので地理的な制限がない
  • 近年では経済状況の変動で破綻する寺院や納骨堂が増えているが、散骨であれば遺骨の引き取りに関するトラブルがない

中でも金銭面に関するメリットが大きく、お墓を建てたり永代供養をしたりといった方法よりも安上がりで済みます。

もちろん、倫理的に問題がある埋葬ではありませんし、法務省は節度を持って行われる限り違法性はないと見解を示しているのです。

散骨をする際の手続き

個人で行うにしても海洋散骨を選択するにしても、全国の行政機関による許可や手続きは存在していません。

居住区の行政機関や散骨地の行政機関へと申請する書類は一切なく、自主的なルールやマナーによって散骨が行われています。

つまり、自分で山に散骨すればお墓を建てる際の費用は発生せず、金銭的な負担が少なくなる理由はお分かり頂けるはずです。

ただし、遺骨をそのまま散骨すれば遺棄罪になり兼ねず、細かく粉状に砕く粉骨が必須となります。

粉骨の際にどんな手続きが必要なのか見ていきましょう。

  1. 医師から死亡診断書を貰って市役所に死亡届を提出する
  2. 市役所から火葬埋葬許可証を貰う
  3. 斎場で火葬してもらった後に一片が2㎜以下になるまで粉骨する
  4. 山や海などへと出向いて好きな場所で散骨する

遺骨全てを散骨するのではなく、少し残して手元供養する方法もあるのでご家族と相談してみてください。

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散骨の費用

上記でもご説明した通り、個人で散骨する場合は費用の負担を抑えられます。

  • 遺骨を粉骨する際の費用(専門の粉骨業者さんに依頼する)
  • 散骨地までの交通費(海洋散骨は船のチャーター代)
  • お花や線香などにかかる費用

お墓を建てる際の費用は寺院墓地や公営墓地など種類によって異なるものの、200万円を超えるケースも少なくありません。

その点、散骨であれば上記の費用をトータルしても20万円以上はかかりませんし、安易に従来のお墓へと入らなくなった大きな理由です。

散骨をする際の注意点

法律によって散骨は違法ではないと認められていますが、合法でもないのでいわゆるグレーゾーンとなっています。

遺骨を埋める行為は墓地以外では禁じられていますし、撒くのではなく墓標を建てることもできません。

場所によって多少の違いはあるものの、個人が節度を持って散骨を行わなければならないのが注意点です。

他にも、散骨に当たって押さえておきたいポイントを幾つか挙げてみました。

  • 遺骨を持ち歩くことになるので死亡診断書や火葬埋葬許可証を携帯する
  • 山へと散骨する際は国有地や私有地に分かれているので相応のところへと許可を得る
  • 海洋散骨では「遺骨と分からないように」「漁業権が存在しない海域で」といった暗黙の了解がある
  • 散骨業者へと依頼する場合は複数の業者を比較して決める

また、これは当然のことですが、散骨すると遺骨を後世に残せないデメリットがあるので、本当にお墓を建てずに散骨で良いのかきちんと家族で話し合いましょう。





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