必要な道具はホームセンターで揃えられる道具で済みますが、場合によっては専門のショップで購入しなければならないものもあります。
特別な資格は基本的に必要ありませんが、使用する道具によっては作業場所の問題が浮上します。
費用に関しては、購入する道具によって相場が異なります。
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日曜大工(DIY)のはじめ方とは
「理想通りの家具」を用意する方法として「日曜大工(DIY)」を始めるという方法があります。
日曜大工は、休日や空いた時間を利用して棚やちょっとした家具などを自作するものであり、作業工程も楽しむことで「作業による満足感」と「成果物(作った家具など)を得られる」という二重のメリットを持ちます。
一般的に、日曜大工はとりかかりやすい趣味の一つに数えられています。
ただし、作業に使用する道具などの関係上、怪我のリスクは避けられません。
また、最初のうちはなかなか思った通りの物を作れないことも多いです。
それらのリスクを踏まえた上で、日曜大工を始めてみましょう。
日曜大工(DIY)を始める際に必要な道具は?
さて、「大工道具」となると、何かと物々しく無骨な雰囲気の道具を大量に用意するイメージがあります。
ですが、日曜大工程度となれば、そこまで専門的な道具は必要としません。
日曜大工に必要な道具としては、主に「作業道具」と「作業環境」、そして「材料」を用意する必要があります。
作業道具は、さらに細かく分けると「手工具」「電動工具」「エンジン工具」などに分類することができ、これにプラスして「作業台」と「安全具」なども必要になります。
手工具とは
文字通り手で持って使用する道具のことで、基本的に電気などのエネルギーを使用せず、使用者の手の力やてこの原理などを利用して作業を行います。
具体例としては、ノコギリや金槌、ある程度本格的なものだとかんなやノミなどを使用します。
電動工具とは
文字通り電気のエネルギーで動く工具です。
電動ドライバーや電気ノコギリなどを指します。
基本的に、手工具でも実現できる作業を少ない力や短時間で完了させることができる道具です。
腕の力や体力に自信がない方にお勧めの工具です。
エンジン工具とは
電気ではなく「ガソリン」の力で動かす工具です。
チェーンソーがその代表的なもので、本格的な木工作業を行う上で必要になります。
また、電動工具とは異なり、ガソリンを貯蔵する小型タンクを内蔵している工具が多く、携帯性が高いという特徴もあります。
この他にも、必要に応じて「塗装工具」「研磨工具」「圧着工具」「測量工具」「接合工具」「切断工具」など、さまざまな種類の道具を用意する必要もあります。
ただし、上記の作業道具の中で、主に使用するのは「手工具」と「電動工具」です。
最低限、手工具だけでもあれば、ある程度の作業はこなせるでしょう。
作業台は、作業するための土台となる道具です。
ただし、これは市販品でなくても問題ないので、日曜大工を始めるにあたって最初に作業台を作るというのも選択しとしてはありだと思います。
安全具は、粉塵や火花、塗装用品などから生じる害のある気体などから身体を守るための道具です。
作業用のゴーグルや防塵マスク、作業用手袋、作業着などがこれに分類されます。
最低限、作業用の手袋は用意しておき、実施する作業内容に応じてゴーグルやマスクなども用意しましょう。
次に「作業環境」です。
これは厳密には道具とは言えないのですが、日曜大工を始めるにあたって必ず用意しなければならない存在です。
要するに「日曜大工をするためのスペース」です。
具体的には「作業できるスペース」に加えて「周囲に迷惑をかけない環境」を用意する必要があり、特に電動工具やエンジン工具を多用する場合だと後者が問題となる可能性が高いです。
騒音や粉塵(特に騒音問題は近所付き合いの上で大問題となる)の問題をいかに解決するかが重要ですが、手工具メインとなればそこまで問題にならないこともあります。
最後は「材料」です。
これは、作りたい家具や道具を構成する部品であり、主な材料として木材を使用することになるかと思います。
これに、部品同士をつなげるための釘やネジ、金具などを用意する必要があります。使用頻度の高い材料は、ある程度は常備しておきたいところです。
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その道具はどこで手に入る?
基本的な道具は全て「ホームセンター」に揃っています。
ホームセンターであれば、実際に手にとって道具を検分することができるので非常にお勧めの購入方法です。
ただし、専門的な道具となると、なかなか思い通りの道具が手にはいらないこともあるかと思います。
また、高額な品物も多くなります。
ホームセンター以外の入手方法としては、例えば「通販」や「リサイクルショップ」などを利用することをお勧めします。
日曜大工(DIY)をするのに、資格は必要?
日曜大工と呼べる程度の作業であれば、特別な資格無しで始めることができます。
ただし、「工事」に分類されるような作業を行う場合は、専門資格が必要になりますので注意しましょう。
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日曜大工(DIY)を始める際に必要な費用は?
日曜大工を始めるにあたって必要になる費用ですが、これは一概には言えない問題です。
日曜大工に必要な道具は、前述の通りさまざまな種類の道具と材料、それに環境の問題もあります。
場所の確保にコストをかけないとしても、ではどのような道具を必要とするのかについては「どういった物を作りたいか?」によって異なります。
用意できる予算に応じて道具類を見繕う必要もあります。
手工具は、安価なものであれば100円ショップでも調達することができますが、長く使用して手に馴染ませることを考えると、最低限ホームセンターで用意したいところでもあります。
材料費も、作りたい物に合わせて素材や量を考慮する必要があります。
同じ素材でもどれだけ加工している材料を使用するかによって販売価格も変動します。
一度、お近くのホームセンターに立ち寄ってみて、作りたい物に合わせて必要になる工具や材料を見繕い、試算してみることをお勧めします。
まとめ
日曜大工は、始めようと思えばすぐにでも道具を揃えられる反面、作りたい物に合わせて道具や材料を用意するという点が特徴です。
最初は、先ほども挙げた「作業台」を作るのに必要な程度の道具で作れるものから始めてみると、必要なコストや技術も最低限で済むのではないかとおもいます。
日曜大工を本格的に続けられると思えたら、作りたい物に合わせてホームセンターで道具や材料を買い足して作業を行いましょう。