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チンチラをペットとして飼う際の注意点まとめ【生態・餌・グッズ・病気など】

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ふわふわの毛並みにまるっこい見た目、手のひらにおさまるサイズのチンチラは最近人気のげっ歯類です。

ハムスターを大きくしたようなモルモットに似た姿形ですが、とても人懐っこく甘えん坊でかわいい鳴き声をあげます。

チンチラはウサギなどに比べてペットとしては少しマイナーですが、少しずつ認知度も上がってきているようです。

ペットショップなどでも取り扱うことが増えてきており、様々な毛色の種類を目にすることができます。

とはいえ、定番のペットとはいえませんし飼育するうえでは注意しなくてはいけないことがいくつもあります。

とても長く生きることもあるためしっかりと面倒をみればペットとしてとてもよい家族となることでしょう。

そんなチンチラを飼育する上での性質や注意事項、食事や必要なグッズなどをご紹介します。

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チンチラの生態 昼行性? 夜行性?

チンチラは、チンチラ科チンチラ属のげっ歯類です。

基本的には夜行性で1日の睡眠時間は12時間ほどにもなり、寝ている間は敏感になっているため昼間は静かな環境が必要です。

睡眠と覚醒を短いサイクルで繰り返すので自然では、完全に安心して眠ることはありません。

夜行性ですが規則正しく生活をするので飼育する際は、飼い主の生活リズムにあわせるチンチラもいるようです。

動き回るときはとても素早く、走る速さは人間の歩く速度を上回ります。

乾燥した環境を好みますが高温にも低温にも弱く、またチンチラにとって毒になる野草なども口にするので飼育の際は注意が必要です。

熱中症にもなりやすいので夏などは温度を15〜25度になるよう調節します。

まだ担当できる獣医師は少ないため飼育を始めたら病気になる前に調べておいたほうがよいでしょう。

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チンチラの食事・餌は何? 1日どれだけ必要?

餌には、アルファルファやチモシーなどの干し草や特別に調合されたペレットを用意します。

基本的には、高繊維・高脂質のものを選んで与えます。

チンチラには、脂肪を分解するための胆嚢がないため高脂質な餌が多いウサギやモルモットのものは与えてはいけません。

チンチラの歯は、どんどん伸びていくので干し草などを与えて自然に削れるようにします。

1日の主食である干し草の目安は、1/2〜1カップ程度で餌入れにいつも入れておきます。

おやつのペレットなどは、30g程度を目安に与えます。

甘いものが大好きなのでマンゴー、バナナ、レーズン、パイナップルなども与えることができます。

おやつは、しつけやコミュニケーションにとてもよい効果を発揮します。

ただし、チンチラは、偏食をしやすいので与えすぎに注意が必要です。

不正咬合になることもありますし、栄養の偏りによる脂肪肝や虫歯になることさえあります。

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チンチラを飼うために必要なグッズ

チンチラを飼育するうえで必要不可欠なものがあります。

ケージ

チンチラは、運動能力が高いのでよく動き回ります。

成長したチンチラは、1mほどもジャンプすることがあるので十分な広さのケージが必要です。

チンチラ用のケージも販売されていますが、小さいうちは落下防止や保湿性なども考えられているベビー用ケージなども利用するとよいかもしれません。

ときにはケージの外にだして走り回らせることも大事ですし、成長にあわせてレイアウトをいろいろと工夫する必要がありそうです。

ケージから出すときは電気コードなどに気をつけましょう。

なんでもかじってしまうので感電してしまうこともあります。

餌入れ

よくいろいろなものをかじる癖があるので陶器や金属のものを選びます。

転倒防止もかねて安定した重さのあるもののほうがよいでしょう。

プラスチック製などは、柔らかいので選ばないようにしましょう。

巣箱

眠るための場所で木製が多く、室内は薄暗いほうが好まれます。

かじられるので陶器や金属製のものもよいかもしれません。

複数匹で飼育する場合、1匹にあたり1つの巣箱を用意します。

高いところに登れるようになったら吊り下げ式なども喜ばれます。

トイレシーツ

基本的にうんちの場所を覚えることがないのでケージの下にペットトイレシーツを敷いておきます。

おしっこは覚えることもありますが、うんちは覚えないのでシーツを敷いておくと処理が楽になりますし、においが広がる防止にもなります。

給水機

いつでも水分を補給できるようにしておきます。

飲み口は、金属製でゲージの外側から中に管が伸びるタイプのガラス製ですとなお安心でしょう。

回し車

回し車は、チンチラの運動不足やストレス解消によい効果を発揮します。

背骨に負担をかけないように大きめの30cm以上のものがよいでしょう。

かじり木

チンチラは、げっ歯類で歯が永久に伸び続けてしまうので桑の木などを与えてかじるようにします。

かじり木の他にもチンチラストーンという噛み石も販売されておりケージの側面にとりつけられるものもあります。

どちらもチンチラのよいストレス発散になるのでぜひ準備しましょう。

砂場

チンチラは、体毛にラノリンが分泌されます。

ラノリンは、毛にツヤをだしたりする役目を担っているのですが蒸発はせず、ゴミやホコリを溜め込んでしまいます。

砂浴びをして落とさないとラノリンによって毛が固まってヘアーボールをつくり、飲み込んで毛球症や皮膚疾患をおこします。

毛並みが整っていなかったりするのは、砂浴び不足です。

毎日5〜10分ほどの時間で十分なので砂遊びをさせましょう。

チンチラ専用の砂が販売されていますので1cmほど容器に入れて使用します。

細かな粒子で飛び散ってしまうのでたくさん入れる必要はありません。

こうした砂は、ペットショップで「チンチラサンド」「チンチラダスト」として販売されています。

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チンチラがかかりやすい病気

不正咬合(ふせいこうごう)、脱毛症、熱中症、下痢、便秘などにかかります。

食事や環境などに十分な配慮が必要なので日頃からよくみておくことが大事です。

熱中症

熱中症になると横に倒れてしまい、ひどくなるとよだれを垂らして痙攣を起こします。

悪い場合は、脳や心臓に後遺症が残るほどの病気です。

普段からの温度・湿度管理に加え、冷却グッズなども駆使しましょう。

ペット用のアルミプレートもおすすめです。

不正咬合(ふせいこうごう)

不正咬合は、前歯が伸び続けてしまう病気でげっ歯類がかかりやすい病気です。

通常は、うまく噛み合って自然に削れるのですが、病気にかかると噛み合わせがあわなくなります。

歯をカットすることや干し草を与えていれば治療できるとされています。

感染症につながる命に関わる病気の場合、食生活が原因なことが多いのですが、中には発症しやすい個体もいるのでそのようなチンチラは、なるべく繁殖させないように推奨されています。

皮膚糸状菌

感染により皮膚疾患を起こし脱毛やフケといった症状がみられます。

環境やストレスによる免疫低下などが原因で小さい頃によく起こります。

ケージ内を綺麗に保ち快適な環境を維持することが大事ですが、症状が現れたらすぐに動物病院にいきましょう。

致死遺伝子

毛色の違うチンチラを交配すると母子ともに命の危険にさらされる場合があります。

同じ毛色であっても交配が生命に重大な危険を及ぼす場合があります。

素人の安易な交配は控えておきましょう。

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チンチラの基本データ

原産国 チリ
寿命 約15年〜20年
体重 約420〜600g
体長 約25cm〜26cm
尾長 約17〜18cm
価格 約 20,000円〜80,000円

原産国

原産国はチリです。

標高400〜1,650mの地域に生息し、山地の岩場で集団生活をしています。

最近では、毛皮目的の狩猟・森林伐採・鉱山の採掘などにより野生の生息数が激減している生き物です。

寿命

野生では6年ほどですが、きちんと飼育すれば10〜15年、長ければ20年ほどにもなり記録では27歳まで生きた例もあります。

体重

体重約420〜600gです。

体長

体長約25〜26cm、尻尾は約17〜18cmです。

片手に十分のせられる重さと大きさです。

性格

人懐っこく愛嬌があります。

オスのほうが穏やかな傾向がありますが、ケージの中では暴れることもあります。

メスは、オスよりも体格も大きく、気性が荒い傾向があります。

メスは、ケージの中ではおとなしいですが、威嚇のために後ろ足で立ち上がり尿のようなものを飛ばすことがあります。

1匹のときは問題ありませんが複数で飼育する場合、激しい喧嘩になり命に関わることがあります。

特にオス同士の場合、頻度や程度に予測がつかないので1匹につきひとつのケージを用意することが望ましいでしょう。

価格帯

毛色(カラー)により価格帯がだいぶ異なっています。

スタンダードグレー 20,000〜35,000円
シナモン 35,000〜50,000円
ブラックベルベット 40,000〜55,000円
ブラックエボニー 50,000〜65,000円
ホワイト 60,000〜80,000円
バイオレット 65,000〜80,000円
パイド 65,000〜80,000円

一般的に人気なスタンダードグレーは、全身が青灰色で濃淡には差があります。

シナモンは、全身が薄茶色で目が赤いのが特徴です。

ブラックベルベットとブラックエボニーは、どちらも黒い毛ですがエボニーはより黒く、黒さが強いほど価格が高くなっていきます。

ホワイトは、真っ白で目が黒い希少な品種です。

ピュアホワイトやウィルソンホワイトなどとも呼ばれます。

パイドは、シルバーが混ざっています。混ざり具合により価格が異なり、白い部分が多いほど高くなります。

バイオレッドは、青紫でとても希少な品種なのでパイドと同じくらいの価値があります。

また生後の月数やブリーダーの取り扱いによっても価格が異なってきます。

ペットショップでは生後の早い時期から販売されていますが、3ヶ月くらいがよいとされます。

親からすぐ離された場合、乳を与えられていたチンチラでは、免疫力には大きな差がでています。

まとめ

愛くるしい見た目と長い寿命をチンチラはもっています。

気をつけなければいけない病気はありますが、どちらかといえば強いほうです。

屋内でも飼育できるペットとしてウサギやハムスターなどに並ぶ人気動物になりそうですが、生態をよくわかった上で迎え入れたいですね。







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