トカゲ 爬虫類

イグアナをペットとして飼う際の注意点まとめ【生態・餌・グッズ・病気など】

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爬虫類の中でもペットとして比較的手に入れやすく、人気のあるのがイグアナです。

恐竜を彷彿とさせる外見ですが、どこか愛らしさがありひとなつっこいところがあります。

種類も豊富でサバクイグアナ、コーンヘッドイグアナ、マダガスカルミツメイグアナ、トゲオイグアナなどをペットとして飼育することができます。

ここでは、そんなイグアナのなかでも主に流通しているグリーンイグアナをとりあげます。

飼い方の注意事項や生体をご紹介していきます。

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イグアナの生態 昼行性? 夜行性?

イグアナは、爬虫綱有鱗目イグアナ科で別名タテガミトカゲ科ともいわれています。

ティラノサウルスのような顔つきで凶暴そうに見えますが、実際はかなりおとなしい性格で自分から攻撃することは滅多にありません。

イグアナは、爬虫類の中では圧倒的に頭がよいと言われています。

しつけをすることができるのでトイレも覚えることができます。

なつけば飼い主の声や顔を覚えて声かけにも反応するようになる場合もあります。

無表情なように見えますが、お世話次第では口をあけて笑ったり、首をかしげたりとかわいらしい一面をみせてくれることもあります。

とはいえ、強い顎と鋭い歯を持っており、尻尾も強く、意外と速くはしることができる体力も持っています。

予想外のケガにつながる可能性もあるため子供がむやみに接触できないようにするか、そのような環境では飼育を避けた方がよいでしょう。

イグアナは、熱帯地域の変温動物なので低温は苦手でまわりの温度によって自分の体温も変化してしまいます。

また、昼と夜で温度を変化させ代謝を促す必要があります。

昼は30度、夜は25度を目安に保ちましょう。

夏の昼間は、35度くらいまであっても構いません。

バスキングライトを高い場所に設置して35~40度の場所を設けるのもよいでしょう。

イグアナは、冬眠をしません。

室温が20度を下回ってくると肺炎にかかって死んでしまうので冬は要注意です。

脱皮のためにも湿度管理は重要なので常に60%くらいを保つようにします。

湿度が不足すると脱水症状や脱皮不全などで病気を引き起こす原因にもなります。

特に日本の四季は、温度と湿度の変化が激しく、近年はより顕著になっているので十分な注意が必要となっています。

昼行性でもありますので夜になったら電気は消してあげましょう。

イグアナは、どちらかというとマイナーなペットです。

診察できない動物病院も多いため事前にみてくれる病院を探しておきましょう。

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イグアナの食事・餌は何? 1日どれだけ必要?

イグアナは、爬虫類としては珍しく野菜や果物を食べる草食動物です。

種類によってはコオロギや冷凍マウスなどを食べますが、反対に昆虫や動物性たんぱく質を与えてはいけない個体もいるのでよく把握することが大事です。

イグアナの中でもっともポピュラーなグリーンイグアナは、草食で生き餌を与える必要がないのでその点は楽かもしれません。

イグアナをはじめ爬虫類は色を判別し、おいしそうなものを見分けます。

野菜を与える時は、彩り豊かにしてあげると喜びます。

餌は、丸呑みしてしまうので適度に切り分けてあげましょう。

栄養バランスを考えられた市販されているイグアナフードをメインに与えてもかまいません。

基本は毎日1回、残さないくらいの量で与えますが、2日くらいまではあけてしまっても問題ありません。

イグアナフードには、成体用と幼体用があります。

幼体の時は、毎日与える必要がありますので成長をよく観察しましょう。

成体になると完全に草食性になるので野菜や果物も与えることができます。

人間が口にできるものは、食べることができるのでいろいろな種類を与えましょう。

ビタミン・カルシウムや整腸剤の入ったサプリメントも販売されているので栄養バランスを考えて工夫して与えることが必要です。

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イグアナを飼うために必要なグッズ

イグアナは、変温動物で温度変化を嫌い、体長も大きくなるので飼育するためのグッズはさまざまなものが必要になります。

ケージ

イグアナの体長が1m未満の場合、ケージを用意した方がよいでしょう。

すぐに成長して大きくなり、ペットショップのものは小さいことが多いので観葉植物用をおすすめします。

高さは、150cmは必要で引き戸が必要です。

ケージの上から覗き込むかたちで手をいれるとイグアナは捕食されると思い、非常にストレスを感じます。

前面から入ることができる必要があるので引き戸がある温室のほうが適切です。

ガラスだと尻尾で叩き割る可能性があるのでアクリル製のものを用意しましょう。

ケージが必要なくなってからでも温度調整や湿度調整は必要です。

体長が150cmを超えてきますので1部屋をあけわたすつもりでいましょう。

夏や冬などは、エアコンをつけっぱなしにすることなども必要になってくるでしょう。

成体になったイグアナは、身体の大きさに見合った排泄物を出すようになります。

すべてのペットにいえることですが、ケージのなかやまわりは常に清潔を保つようにしましょう。

止まり木

イグアナの休憩場所として設置します。

移動して遊べるように重さのある流木などを組み合わせて設置すると見た目にもよいでしょう。

紫外線ライト

爬虫類の飼育には、紫外線をだす蛍光灯は必ず必要です。

紫外線は、イグアナの骨の成長を促す働きがあり、40度以上のホットスポットを作るためにも必要です。

タイマーで照射時間を管理できるものがよいでしょう。

いろいろな種類が販売されているのでペットショップの店員などに相談して選びましょう。

保温・保湿グッズ

イグアナは、原産地が熱帯地域のため寒さには非常に弱いのでしっかり対策をしましょう。

ケージであれば保温用ヒーターが必要です。

イグアナが寝そべることができるプレートヒーターも市販されています。

体長が1mを超えてケージに入らない場合は、部屋のエアコンで常に室内を30度くらいに保ちましょう。

同時に保湿も忘れずに調整しましょう。

気化式の加湿器が販売されていますので湿度60%くらいを維持するように心がけます。

水浴びのための場所

脱皮のためには、十分な湿度と保湿が必要なのでイグアナは水浴びを非常に好みます。

体がまるごと入れる水浴びの場所をつくりましょう。

脱皮がきれいにできないと身体が黒ずんできてしまいます。

床材

牧草などでも代用できますが、保湿性に優れたピートモスやミズゴケがよいでしょう。

クッションの役目も果たし、保湿はイグアナにとっても大事です。

トイレ

イグアナは、かしこいのでトイレを覚えることができます。

根気が必要ですが、体長が1mを超えるとケージだけではなかなか飼育が難しくなるので覚えさせた方がよいでしょう。

ペットシートなどを用意して、よくする場所に設置します。

尻尾や四肢が汚れないような場所をさがして定位置をつくります。

尾の付け根をさすってあげるとトイレを促すことができ、他のところにしてしまったら移動してにおいがつくようにするとよいでしょう。

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イグアナがかかりやすい病気

代謝性骨疾患

飼育下のイグアナにもっとも多い病気で世界中の80%以上が疾患しているという報告もある病気です。

なんらかの原因でカルシウム濃度の調整がうまくいかず、骨折、手足や顎の腫れ、尾や四肢の麻痺などをおこします。

餌のみなおしや紫外線不足の解消、飼育温度の改善などを行います。

特に幼体に多い病気ですのでしっかりと紫外線をあびることできる飼育環境を整えておきましょう。

外傷腫瘍

身体を痛めてしまった怪我がそのまま炎症し、化膿して腫瘍になってしまいます。

こぶのようになってきますので見つけた際は、速やかに獣医さんに治療してもらいます。

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イグアナの基本データ

原産国 ガイアナ、コロンビア、コスタリカ、スリナム、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、パナマ、ブラジル、パラグアイ、フランス領ギアナ、ボリビア、ペルー、メキシコ、西インド諸島アメリカ
寿命 約10~15年
体重 約30~40kg
体長 約150~180cm
性格 おとなしい
価格帯 約3,000~10,000円

原産国

中米から南米にかけて広く分布しています。

熱帯雨林に生息し、下に水場がある樹の上に多くいます。

泳ぎが得意なので危険が迫ったら水に飛び込む習性があります。

寿命

約10~15年です。

メスの場合、産卵によって衰弱して寿命を迎えるケースもあります。

イグアナは、1匹でもかなり大変で多頭飼いのリスクもありますので飼い始めは繁殖させないつもりで飼育したほうがよいでしょう。

体重

約30~40kgになります。

体長

約150~180cmに成長します。

早い段階からかなり大きくなるのでケージではなく、1部屋をまるまるイグアナに差し出すくらいで考えた方がよいでしょう。

性格

飼い主を判別することができ、おとなしい性格をしているので飼いやすい部類のペットといえます。

人懐っこい面もあり、ハーネスをつけて犬のように散歩することも可能です。

とはいえ、爪や歯は鋭く、アゴも強くあるていどの危険はあるので子供などがいるご家庭での飼育は考えたほうがよいかもしれません。

オスの場合、生後1年半くらいから発情期になり攻撃的な性格になります。

基本が温厚な性格で飼い主を判別しますが、うかつにスキンシップをとろうとしたりするのは控えた方が懸命です。

メスのほうが、性格が温和なので飼育しやすいでしょう

価格帯

だいたい3,000~10,000円くらいです。

どの動物もそうですがアルビノは高く、100,000以上することもあります。

エリスリスティックスやアザンティックも高額な種類です。

値段の差は、だいたいサイズによって決定します。

ベビーは3,000円、ヤングは5,000円、アダルトは10,000円前後となっており、有名なグリーンイグアナは、だいたい5,000円くらいです。

生後1年くらいはオス・メスが区別できないので選べませんが、小さい頃から飼育した方がよくなつきます。

イグアナは頭が良く、飼い主を理解するのでできれば小さいうちから飼育しましょう。

その際には、緑色がきれいで活発に良く動き、餌への食いつきが良い個体を選んだほうがよいでしょう。

まとめ

哺乳類や鳥類を飼育したことがある人はわかるかもしれませんが、動物は独特の匂いがします。

また鳴き声をあげるので近所迷惑になることも懸念されます。

その点イグアナは、意外と臭わず鳴きませんので飼いやすいともいえます。

また、発情期は別として基本的に穏やかな性格をしています。

価格も比較的安価で爬虫類専門店はもちろん、大型のペットショップやホームセンターのペットコーナーでも購入が可能です。

しかし、その購入のしやすさとは裏腹にかなり大きくなり、寿命が10年以上と長生きなので手に負えなくなることも多いようです。

その結果、日本の生態系への影響を懸念され要注意外来生物に指定されており、石垣島ではすでに定着している可能性があるとされています。

本当にパートナーとしてつきあっていけるのかよく調べて考えた上で迎え入れ、さいごまでしっかり面倒をみたいですね。





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