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アロワナをペットとして飼う際の注意点まとめ【生態・餌・グッズ・病気など】

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アロワナを自宅に迎えることは、観賞魚を飼育している人にとっては夢のようなことです。

淡水魚の中でも大きく成長することが多く、実は、悠久の歴史を歩んできています。

現在、高値で販売されているアジアアロワナは、恐竜と同じ時代に分化しました。

リーズナブルな価格で買えるシルバーアロワナは、新しく約5,000年前に姿を現しました。

両者ともに人気がありますが、飼育費用の負担が少ないシルバーアロワナを中心に話していきます。

アロワナの魅力を伝えると同時に野生の生態や日常、そして飼育についても紹介していきます。

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アロワナの生態 昼行性? 夜行性?

生活環境

淡水魚であっても汽水域で見られる魚もいますが、アロワナは海水が入らない水域で暮らしています。

ですから、生息しているのは川の上流ということになります。

一般的に上流は川の流れが速いですが、そんな場所にはあまり生息していません。

河の支流で水の流れが緩やかになるようなところに多く生息しています。

また、水そのものがとても清らかであることが重要な条件になってきます。

日本とは違って乾季と雨季が存在し、水位は10m以上も変化するところもあります。

餌の捕獲法

アロワナが暮らす水域には、常に多くの植物たちが茂っています。

アロワナは自ら積極的に狩りを行うのではなく、植物に身を潜めて近くを通った獲物を捕らえます。

つまり、アロワナは獲物が来るのを待ち伏せて狩りをするタイプです。

独特の育児

稚魚を親の口の中で養育することでも知られています。

雨季に入ると親は口の中から外へ出し、自立を促していきます。

雨季には、植物が生い茂っていますからそこへ身を潜めて成長していきます。

活動時間

昼間は植物の根などに身を隠していることが多いそうです。

子育て中の場合は、夜になると子どもに餌を与える光景が見られます。

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アロワナの食事・餌は何? 1日どれだけ必要?

市販の餌と与える量

「PREMIUM KRILL(プレミアム・クリル)」などの総合栄養食が売られています。

栄養バランスに優れており、誰でも手軽に管理できることから忙しい人におすすめです。

しかも、約2,000円で入手できます。

1日に数回、1回につき5粒くらいを目安に与えるようにしましょう。

個体差がありますので食いつき具合を見ながら適量を考えていってください。

生き餌と与える量

いろんな餌がありますが、金魚(小赤)、コオロギ、ミルワームなどを与えてください。

この他に、ザリガニ、ドジョウ、メダカなども餌として利用することができます。

同じものを与え続けると栄養のバランスが悪くなってしまいますので数種類を使いましょう。

生き餌を与える場合は、1日に朝と晩の2回に分けて、できるだけ控えめに与えるようにします。

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アロワナを飼うために必要なグッズ

水槽

大型の古代魚であるため水槽のサイズは大きなものを準備するようにしてください。

少なくとも幅は150㎝、高さ60㎝、奥行60㎝は必要です。

と言っても、アロワナの体のサイズに合ったものを選ぶことが最も大切です。

体の大きさの割に広い水槽で泳がせるのも好ましくありません。

上部式フィルター

水槽の上に取り付けるタイプのフィルターです。

リーズナブルな価格で販売されていてしかも、取り扱いが簡単で狭い場所でも使えます。

外部式フィルター

水槽の外側にかけるようなタイプのフィルターです。

ろ過能力は上部式よりも優れていますが、価格が高く、メンテナンスも大変です。

室内の間取りや予算に応じて適したものを選ぶようにしましょう。

ヒーター

飼育環境を維持していくためには必須であり、サーモスタット付きの商品が売られています。

ヒーターを使用せずに水温を30℃に保つことは難しいです。

夏場以外の時期は、しっかりとヒーターを使って加温するようにしてください。

照明

観賞魚として見栄えをよくするために利用する人もいます。

蛍光灯、LEDライト、メタルハライドランプなどいろんな種類があります。

また、蛍光灯タイプ、水槽の中から照らすタイプなど様々な照射の方法ができます。

その個体に応じたものを店員さんに相談しながら決めるといいでしょう。

水草

管理しやすいように水草を植木鉢に入れてから配置しましょう。

いろんな水草が売られていますが、アマゾンソードやジャイアントバリスネリアがおすすめです。

葉が大きいためぶつかった際の衝撃を和らげる役割を期待することができるからです。

水槽のサイズや材質

体のサイズよりも狭い水槽で育ててしまうと眼球が下を向いてしまうようになります。

これは「目垂れ」と呼ばれており、体の形もいびつなものとなってしまいます。

材質は価格が高くなってしまいますが、アクリル製よりもガラス製をおすすめします。

アクリル製は傷つきやすいためメラミンスポンジを使う必要があるからです。

底砂を敷いてしまうと水流の差ができてしまい、かえって水質が悪化するおそれがあります。

ですから、底砂を使用せずにベアタンクで育てていくようにしましょう。

水質や水温

幼魚から育てている場合は、特に水質の変化に気を配る必要があります。

換水の際は、しっかりとカルキ抜きをしてから温度差がないようにして使いましょう。

飛び出し

水面の獲物を捕らえて食べる習性があります。

そのため、ジャンプをすれば水槽を飛び越えることは朝飯前です。

フタをしっかりと閉め忘れないようにしましょう。

大きな物音を立てて驚かさないようにすることも大切です。

掃除

フィルターの掃除は、6ヶ月に1回は行うようにしてください。

上部フィルターは、ろ過槽の水を全部捨てた後ろ材などを取り外します

水質の変化を最小限にするために水槽の水で洗うようにしましょう。

掃除の後は、ストレスを感じているので数日は餌やりを控えるようにしてください。

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アロワナがかかりやすい病気

まつかさ病

水質の悪化により発生した細菌が原因で発症する皮膚の病気です。

別名「立鱗病」とも称し、文字通り鱗が浮き上がってくる病気です。

進んでいくと腹部が膨らんだり、食欲がなくなったり、元気がなくなったりなどの症状が現れます。

そんな時は、塩浴を行うと改善する場合が多いそうです。

粗塩を準備し、水の量に対して塩分濃度は0.5%に調整をします。

穴あき病

まつかさ病と同じ原因で引き起こされます。

初期の頃はほんのわずかな範囲が赤くなりますが、しだいにそれが拡大していきます。

やがて鱗が剥がれてしまい、筋肉が露出してしまいます。

浸透圧を調整する機能が低くなっていますので塩水浴を行うと効果的です。

白点病

多くの飼育魚に起こりえることで、寄生虫が表皮の間に潜り込むことで発症します。

海水魚のそれと区別するためにイクチオフチリウス症と呼ばれることもあります。

初期の頃は、体を水草などに擦りつけたり、体を震わせたりなどの様子が見られます。

寄生されると数時間から数日で体の表面が白い斑点で覆われてしまいます。

ヒレに寄生されてしまうと呼吸困難によって亡くなってしまう場合もあります。

原虫は、25℃以下の水温を好むため熱帯魚ではあまり発病しないそうです。

水カビ病

常在菌が傷口に付着し、繁殖してしまう病気です。

体の表面に白やレモン色の菌糸が見られる場合は、水カビ病のおそれがあります。

他の合併症を招くことがありますので水槽内を掃除し、水を換えた後で、塩水浴を行いましょう。

尻腐れ病(カラムナリス症)

水質悪化による細菌感染で引き起こされる病気です。

ヒレの先が赤くなったり、溶け出していたりする場合は、発病の疑いがあります。

症状が進んでいくと治療することが難しくなりますので水の管理をしっかりと行いましょう。

まず、水槽の水を半分くらい交換してから塩水浴や薬浴を行ってください。

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アロワナの基本データ

原産国 グリーン・アジアアロワナ:東南アジア
マレーシア・ゴールデン・アジアアロワナ:マレーシア
バンジャール・アジアアロワナ:ボルネオ島
スマトラ・ゴールデン・アジアアロワナ:スマトラ島
レッド・アジアアロワナ:インドネシア
チタニウムゴールデン(ミャンマー・アロワナ):ミャンマー
シルバーアロワナ:ブラジル
寿命 約10年
体重 約20㎏~30㎏
体長 約70㎝~100㎝
性格 大食漢な割に臆病者
価格帯 グリーン・アジアアロワナ:約1万~2万
マレーシア・ゴールデン・アジアアロワナ:約10万~100万
バンジャール・アジアアロワナ:約2万~3万
スマトラ・ゴールデン・アジアアロワナ:約3万~4万
レッド・アジアアロワナ:約10万~100万
チタニウムゴールデン(ミャンマー・アロワナ):約6万~10万
シルバーアロワナ:約2,000~5,000円

アロワナの種類

大きく分けて「Scleropages属」と「オステオグロッサム属」の2つが存在します。

前者の1つにアジアアロワナは属しており、さらにタイプによって5つに分類されます。

それぞれ東南アジアの国々に分布しており、しかも限られた範囲でしか見られません。

後者の1つにシルバーアロワナはカテゴライズされています。

原産国

グリーン・アジアアロワナ

タイ、インドネシア、ミャンマーなどの東南アジア諸国が原産です。

個体数は減少傾向にあると言われていますが、他の個体に比べると危機的な状況ではありません。

背中にエメラルドグリーンが入っていますが、側面や腹面は銀色で一般的な淡水魚に近い印象です。

マレーシア・ゴールデン・アジアアロワナ

マレーシアの西側の一部の水域にしか生息していません。

背中から尾までくまなく金色に染まっている体色は光り輝いています。

商品価値が高いため、乱獲によって危機的な状況に陥っていると言われています。

鱗の一部が青くなるワイドブルーというタイプも、これに分類されています。

バンジャール・アジアアロワナ

ボルネオ島南部を原産とする、黄色い体色のアジアアロワナです。

バンジャールという生息地の名を冠しています。

スマトラ・ゴールデン・アジアアロワナ

インドネシアのスマトラ島が原産です。 

金色の体色に背中に黒色が入り、ヒレの先が赤黒い特徴が見られます。

絶滅防止のためインドネシアでは、2011年以降、捕獲を禁止しているとのことです。

レッド・アジアアロワナ

インドネシアのごく一部の地域に分布しています。

西カリマンタン州を流れているカプアス水系のみでしか見られません。

生息場所によって色や形が違うため、さらに細かい分類がされています。

1番レアで希少価値の高いと言われています。

チタニウムゴールデン(ミャンマー・アロワナ)

ミャンマー南部の限られた地域が原産です。

体色は銀色で、側面に独特の模様が入っているのが特徴的です。

2012年にアジアアロワナの中でも、別種として認定された新種です。

ビルマタイガー、ナミグリーン・アロワナなど多くの呼称が存在します。

シルバーアロワナ

南米のアマゾン川流域に生息し、アロワナの中ではとても細長いです。

体長の約2分の1を尻ビレと背ビレが占めているのが特徴です。

寿命

平均寿命は約10年と言われていますが、中にはそれ以上生きる場合もあるようです。

長生きしても15年くらいと考えておきましょう。

体重

約20㎏~30㎏と観賞魚の中では、非常に重たい部類に入ります。

体長

野生の個体の中には、約120㎝にも達することもあるそうです。

飼育下においては、約100㎝に成長すると言われています。

性格

見た目によらずとても繊細な性格をしています。

食になると一転して、水槽に浮かんでいるものであれば何でも口に入れようとします。

自分の口よりも小さな魚であれば餌と勘違いしてしまいますので、混泳は避けましょう。

価格帯

アジアアロワナに比べると、お求めやすい価格となっています。

高くても5,000円くらいで買うことができます。

まとめ

あまりこだわりがなければ、比較的費用を抑えてアロワナを飼育することができます。

ただし、水槽を置くスペースなどをしっかりと確保しておくことが大切です。

長生きしますので、責任を持って飼えるように計画的に考えておきましょう。







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