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アマガエルをペットとして飼う際の注意点まとめ【生態・餌・グッズ・病気など】

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童謡にも歌われており、ヒキガエルよりも親しみを覚えてしまいます。

鮮やかなグリーンが目を引くだけでなく、キュートな手足も大きな特徴です。

また、「グワグワ」という独特の鳴き声には、こんなエピソードがあります。

低気圧が近づいてくると鳴き始めることが、アマガエルの由来とされています。

正式には、「二ホンアマガエル」と「二ホン」をその前に付けます。

「カエル=水辺」という図式が成り立ち、いつも水田の中で暮らしているような印象が強いです。

しかし、実は、水辺の近くの植物の上などで生活していることが多いのです。

自宅や学校の近くに水田があれば、誰でも1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

水路がコンクリート化されるなどしてなかなか目にすることは難しくなっているかもしれません。

物怖じしない性格でヒトとの触れ合いにもフレンドリーでしかも、長生きするそうです。

そのため、ペットとして育てていっても充分に楽しむことができます。

そこで、アマガエルの暮らしや特徴、飼育方法などについて紹介していきたいと思います。

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アマガエルの生態 昼行性? 夜行性?

日本だけではなく、朝鮮半島や中国東部にまで広く分布しています。

背中は黄緑色、腹側は白色ですが、保護色として背中を斑模様のグレーに変えることもできます。

昼間は水辺の植物の上にいたり、乾燥してくると水辺で過ごしたりと大人しく行動しています。

そのため、アマガエルを捕獲しようと思ってもヒキガエルのように出合う確率は高くはありません。

オスのみが発するあの鳴き声も昼間よりも夜間の方が多いのは、夜行性であるからです。

食性は、肉食でハエやクモなどをはじめとした小さな生き物を捕食します。

夜に大勢で一斉に鳴いているのは「広告音」と呼ばれ、オスの求愛行動です。

雲行きが怪しくなり、雨が降りそうになると昼間であっても鳴くことがあります。

雨が降るのを知らせる「雨鳴き」をしたり、冬眠から目覚めた際にも鳴き声を発したりします。

アマガエルの食事・餌は何? 1日どれだけ必要?

野生の個体は、小さな昆虫やクモ類などを捕まえて食べます。

獲物に飛び掛かると同時に短い舌で押さえつけ、ほんの一瞬で口の中に入れます。

基本的に生きた昆虫などの生き餌などしか食べませんので動かないものは餌と見なしません。

そうは言っても餌になる昆虫を採集して与えていたのでは時間も労力もかかります。

そこで、ペットショップで売られているコオロギのSサイズなどを与えましょう。

与える頻度は、1日に1匹でしっかりとお腹を満たすことができます。

また、栄養のバランスを考えてカルシム剤やビタミン剤なども食事の時に与えるようにしましょう。

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アマガエルを飼うために必要なグッズ

ケージ

脱走防止のためにフタ付きのプラスティック製の飼育ケージを準備してください。

樹上生活を再現するためになるべく高さがあるものを選ぶようにしましょう。

ある程度の高さがないと観葉植物をケージの中に入れることもできません。

スライド式のケージは、隙間に挟まってしまうことがありますのであまりおすすめしません。

メッシュのフタ付きの水槽(四方の長さが45㎝)をケージとして利用することもできます。

床材

頻繁に排泄をしますのでこまめに取り換えることができるものを使いましょう。

外見的にはよくありませんが、ケージ内を清潔に保つためにキッチンペーパーを使いましょう。

これらなら汚れてもすぐに分かるのでしっかりとくまなく掃除することができます。

ミズゴケを使うと消臭や抗菌作用があると言われますが、過湿な状態になってしまいます。

適度な湿度は大事ですが、過湿は細菌を繁殖させてしまします。

観葉植物

野生の個体は、樹上で生活していますのでそれに近い環境作りを行うようにしましょう。

ピートモスなどを使って水耕栽培ができ、しかも丈夫で育てやすいポトスを置きましょう。

好きな時に葉の上に乗ったり、降りたり、自由に動き回れるようにしてあげてください。

排泄物で汚れてしまうこともありますので定期的に葉を掃除することも忘れないでください。

湿度を一定に保つためにも大きな役割を果たしてくれます。

水入れ

100均などで売られている口の広い小さな器に水を入れましょう。

プラスティック製よりも転倒しにくい陶器のものを選ぶようにしてください。

ついつい名前から水が大量に必要だと勘違いしてしまいますが、それほど多くはいりません。

使用する水は、蛇口をひねれば出てくる水道水をそのまま利用してはいけません。

カルキ抜き(残留塩素を抜く)という作業を行った水を使用します。

日なたに汲み置きした水を半日くらい置いておけば、カルキ抜きが完了しますのでこれを使います。

日陰に置く場合は、2日間くらい放置しておけばカルキを飛ばすことができます。

霧吹き

飼育環境があまりに乾燥すると弱ってしまうため適度な湿り気を保つ必要があります。

冬の乾燥しやすい時期などは、特にしっかりとミスティングを行いましょう。

ミスティングに使用する水も上で挙げたようにカルキ抜きを行ったものを使ってください。

季節やケージ内の状況に応じてミスティングの回数を増やしたり、減らしたりしましょう。

湿温度計

暮らしやすい飼育環境を維持していくためにケージの中に入れておくと便利です。

生活しやすい環境とは、温度が約22℃~27℃、湿度が70%~85%の状態です。

昼間より夜間の方が、5℃くらい低くなるような環境にしていくのがベストです。

季節ごとに応じた細かい温度調節を行っていく上でも大切です。

最低温度が20℃を下回るようなことがなければ暖房を入れなくても大丈夫です。

有毒成分

体表を覆うツルツルとした粘膜には、細菌などから身を守るための毒が分泌されています。

手で触れた後は、しっかりと洗えば問題はありませんので神経質にならなくても大丈夫です。

指先をケガした状態で触ったり、触った直後に目を擦ったりすると痛みを感じます。

毒の成分が目に入った場合は、最悪失明するおそれもあるそうです。

その場合は、速やかに病院を訪れるようにしましょう。

掃除の頻度

季節によってケージ内の清掃の頻度を変えるようにしましょう。

基礎代謝が活発な夏の時期は、3日に1回を目安にして行ってください。

基礎代謝が低下してくる冬の時期は、週に1回を目安に行いましょう。

もちろん冬場でも汚れがひどい時は、回数を増やす必要があります。

杓子定規に考えずに、その時の状況によって対応を変化させていくようにしておきましょう。

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アマガエルがかかりやすい病気

代謝性骨疾患

一般的になじみのある言葉では「クル病」と呼ばれています。

栄養のバランスが偏ったり、紫外線が不足したりした時に起こる病気です。

足が曲がったり、俊敏な動きができなかったりなどの症状が見られます。

そのまま症状が進んでいけば、痙攣などを引き起こすこともあります。

食事の際にカルシウムやビタミンをしっかりと補っていれば心配ないです。

脱腸

腸が体外へと飛び出してしまうことです。

樹上で生活しているカエルによく見られる疾患でしかもメスに多いと言われています。

原因は、下痢や消化不良、肥満などさまざまなことが考えられます。

飛び出してしまったピンク色の腸を湿らせた脱脂綿で保護しながら病院へ行きましょう。

浮腫症候群

俗称は「風船病」と呼ばれ、体がまるで風船のようにパンパンに膨れ上がります。

この病気の特徴は、体内の水分が皮下や体腔内にたまってしまうところです。

初めは、腹部が腫れ、しだいに体全体が異様なくらい膨れ上がります。

この病気に罹ってしまうと数日のうちに亡くなってしまうこともあります。

腹水症

腹部が異常なくらいに腫れてしまい、ほとんど動くのもままならないくらいです。

この中には腹水がたまっており、これを早く吸引してもらう必要があります。

浮腫症候群との違いは、膨れるのは腹部のあたりだけという点です。

飼い主さんにできることは、事前に対応できる獣医さんを調べておくことです。

レッドレッグ

その名の通り四肢や腹部が赤くなり、皮膚がただれるなどの症状が見られます。

その他に、食欲不振、腹水がたまる、手足のむくみ、皮膚がボロボロになるなどの症状も出ます。

症状が重くなると潰瘍を成して出血したり、敗血症を起こしたりするおそれがあります。

これは、掃除をしないなどの不衛生な飼育環境が原因で引き起こされることが多いです。

しっかりとしたケアが必要となりますので早めに病院で診てもらいましょう。

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アマガエルの基本データ

原産国 日本
寿命 約5年~10年
体重 約20g
体長 約2㎝~5㎝
性格 物怖じしない
価格帯 約1,000円

原産国

日本が原産で北海道から九州地方まで広く分布しています。

島嶼部では、隠岐諸島、壱岐島、対馬などにも生息しています。

最近の調査によって、近畿地方の周辺を境として東西で遺伝的な違いが確認されました。

東日本と西日本に住むアマガエルは、遺伝的に異なるということです。

寿命

およそ5年と言われています。

小柄な体格の割には長生きで順調にいけば10年も生きる個体もいます。

体重

約20gとカエルの中でも身軽な方に入ります。

1円玉1枚が1gですから、これは約20枚分の重さに相当します。

体長

オスよりもメスの方が大きいのが特徴です。

たいていの場合、オスは4㎝以下の大きさしかありません。

オスは約2㎝~4㎝、メスは約3㎝~5㎝です。

性格

あまりヒトを恐れる様子は見られず、手のひらに乗ったり、腕に上ったり図太い性格をしています。

しっかりと関係性を築いていくことができれば、スキンシップを図ることも夢ではありません。

小学生の子どもさんでも注意事項を守れば、育てていくことができそうです。

価格帯

ペットショップで見かけることはありませんから、ネットショッピングになります。

送料を含めるとおよそ2,000円で購入することができます。

それよりも野生の個体を捕獲する方が楽しみもあり、とても経済的です。

小学生くらいの子どもさんを連れて行くと理科の学習にもつながります。

まとめ

地域によっては、自分で捕獲した個体をペットとして飼育することも可能なアマガエルです。

初期投資の費用もそれほどかからず、誰でも手軽に飼育を楽しむことができます。

ただし、病気になった際のことを考えて信頼のおける獣医さんを見つけておくことも重要です。







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