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ハツカネズミをペットとして飼う際の注意点まとめ【生態・餌・グッズ・病気など】

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ハツカネズミと聞いて、私たちが真っ先に頭に思い浮かべるのは、白い体毛で赤い目のハツカネズミです。

ピンと立った愛らしい耳と真ん丸な目がとても特徴的で比較的飼いやすいと言われています。

ですから、ハツカネズミをペットとして飼育している人も少なくありません。 

そこでハツカネズミの生態や特徴、飼育方法について具体的に紹介していきたいと思います。

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ハツカネズミの生態 昼行性? 夜行性?

多くのネズミと同じくハツカネズミは、夜行性です。 

日中は動き回ることは少なく、日没後と夜明け前が活動的になります。

食性は雑食で、植物の種子や花、穀物、小さな昆虫類なども捕まえて食べます。

水分を摂らなくても平気なため積み荷などに紛れて世界の広い範囲を移動します。

ハツカネズミの体色は変種が多く、白色、グレー、褐色、黒色などが見られます。

一般的なイメージと定着しているのは、白い体色で赤い目の色の個体です。

ちなみにミッキーマウスは、設定上では白色のハツカネズミと言われています。

中には、日本からヨーロッパへと渡りペットとして飼われている個体もいます。

「ジャパニーズ」という愛称で親しみ込めて呼ばれ、白黒のまだらが特徴です。

江戸時代に日本で飼われていたようですが、現在ではその存在を確認することはできません。

その外見から「パンダマウス」と日本では呼ばれ、ペットショップで販売されています。

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ハツカネズミの食事・餌は何? 1日どれだけ必要?

ネズミは1日に自身の体重の25%~30%に相当する餌を食べると言われています。

例えば体重が20gであれば、5g~6gが1日の餌の目安となります。

体重60㎏のヒトであれば、1日に15㎏~18㎏を食べる計算になりますから多いですよね?

見かけによらず大食漢ですから、ネズミ用のペレットを与えるようにしましょう。

ネズミの歯は一生伸び続けていきますから、噛み応えのあるペレットは一石二鳥です。

リンゴなどの果物、キャベツなどの野菜を与えて、栄養のバランスを保つことも大切です。

ただし、柑橘類やネギなどの中には健康を害するおそれがありますので注意してください。

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ハツカネズミを飼うために必要なグッズ

ハツカネズミを飼う際に必要なものは以下のとおりです。

ケージ

 
縦、横ともに30㎝~40㎝、高さは15㎝くらいあるとストレスなく過ごすことができます。

もし子ども抱えたメスであれば、この2倍~3倍の広さが必要となります。

ケージはいろんな種類がありますが、いずれも上部にしっかりとしたフタがついたものを選びましょう。

例えば、プラスチック製のものであれば上にメッシュのフタが付いたものをおすすめします。

もしもメッシュ付きのフタが見つかなければ、目の細かい金網を買ってきて代用しましょう。

ジャンプ力がありますのである程度の高さとフタをしておかないと脱走されてしまうおそれがあります。

給水ボトル

ケージの側面に設置できるプラスチック製のボトルをおすすめします。 

これなら洗いやすい上に取り扱いもとても簡単です。

飲み口が汚れやすいのでできれば毎日、水の交換もかねて給水ボトルを洗うようにしてください。

交換する際は、できるだけ寝ている時間は避けるようにしてから行いましょう。

回し車

ケージの大きさに対してスペースを取り過ぎないように設置しましょう。

個体によっては全く興味を示さないこともありますが、それは異常ではありません。

ライデン大学の研究者によって、回し車で遊ぶのは「趣味」であることが明らかにされました。

自由に走り回れる環境下にある個体が自ら回し車で遊ぶことを選択していることが確認されました。

このことから、回し車で遊ぶのは、それ自体に強い興味があることの証と言えます。

逆に言えば、回し車に興味を示さない個体がいてもそれは不思議ではありません。

寝床

寝床としていろんなものがありますが、再生紙から作られたペレットをおすすめします。

杉の廃材を使った商品などは、皮膚や粘膜を刺激してしまうおそれがあります。

また、肝臓の働きを阻害する揮発性の精油成分が含まれていますので適していません。

床材

新聞紙、ウッドチップなどを使えば年間を通して使用することができます。

新聞紙を使用すれば、経済的なコストの削減もできます。

通気性や保温性に優れているため湿度の高い時期にも寒い冬の時期にも使えて便利です。

その時の汚れ具合に応じて週に1回~2回くらい交換するようにしましょう。 

梅雨など湿度の高い時期や気温が高くなる夏場は、頻度を多めに交換してください。

餌入れ

プラスチックや金属製などいろんな製品が出回っています。

100均などで売られている陶器製の容器が使い勝手がいいです。 

取り扱いに注意さえすれば、メリットの方が多いです。

陶器であればケージ内での安定感もありますし、かじられてしまうことも少ないからです。

また、容器に傷が付いてカビが発生するような事態を防ぐことにもつながります。

温度や湿度

温度は約17℃~30℃であれば心地よく、平均して約22℃くらいを保つことが大切です。

湿度も同じく30%~70%と広い範囲にわたって適しています。

冬の温度管理に注意すれば日本のほとんどの地域において飼うことは難しくありません。

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ハツカネズミがかかりやすい病気

しっかりとした管理を行っていれば、それほど大きな病気にかかることはありません。

しかし、不衛生な環境下で飼育を続けていれば皮膚炎などにかかりやすくなってしまいます。

ヒトと同じく加齢によって生じる問題も起こってきます。

老齢のハツカネズミによく見られることですが、腫瘍ができやすくなってきます。

こういった事態に備えて小動物などを診てくれる獣医さんをあらかじめ探しておく必要があります。

なかなか小動物を専門とする獣医さんは少ないかもしれませんので前もって調べておきましょう。

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ハツカネズミの基本データ

原産国 世界各地
寿命 約1.5年~2年
体重 約10g~25g
体長 約10㎝~17㎝
性格 温厚で、好奇心が強く、学習能力が高い
価格帯 約150円~600円

原産国

今では、世界中の至るところで目にすることができますから原産地の特定は難しいです。 

そんな難問に挑んだ研究者たちによって日本のハツカネズミの起源やルートが解明されました。

元々ユーラシア大陸に暮らしていた個体が2度にわたって流入してきたことが分かりました。

1度目は、約4,000年前(縄文時代)に中国南部で放散した個体が日本列島へ入ってきました。

2度目は、今から2,000年前(弥生時代)に朝鮮半島から日本列島へ移入してきました。

このような長い歴史を経て家の周りをウロチョロとしていると考えるとロマンを感じますね。

ペットショップで目にするハツカネズミ(マウス)は、あくまでも人工的に作り出されたものです。

パンダマウスも変種を改良して誕生したものですから原産地はありません。

寿命

ペットショップで売られているハツカネズミは、2年前後は生きると言われています。

短命である理由は、外的な要因と内的な要因の2つがあります。

まず、野生の個体であれば天敵に捕食されるなどして命を落とすこともあります。

フクロウなどをはじめとして、ネコやイタチ、ヘビなど自然界には多くの天敵が存在します。

次に、代謝機能が非常に活発なことが関係しています。

小さな体の割に体表面積が大きいため、熱を生産し続ける必要があります。

エネルギーを作るだけではなく、同時に活性酸素も発生しますから細胞は酸化してしまいます。

驚くことに心拍数は平常時で300回/分くらい、興奮時には700回/分ほどにまで達します。

それだけではなく呼吸数も60回~200回/分と多いことが特徴として挙げられます。

このような理由から野生のハツカネズミの寿命を平均すると、約4ヶ月と非常に短命です。

名前の由来の有力候補として挙げられている、妊娠期間が20日間であるという理由も頷けます。 

短命であるからこそ短期間で次代へと命をつなぐ必要があるのでしょう。

産まれた子どもは、約1ヶ月~1.5ヶ月で成体へと成長していきます。

妊娠期間は3週間前後で、1回の出産で生まれる子どもの数は5匹~6匹です。

年間で、なんと6回から10回も妊娠しますから種が絶えてしまうことはありません。

体重

個体差が見られますが、およそ10g~25gです。

これはMサイズの鶏卵の卵黄(20g)とほぼ同じくらいの重さです。

パンダマウスの場合は、約20g~50gとハツカネズミよりも重くなります。

これに近い重さの物として、ゴルフボール(45.93g以下)を挙げることができます。

体長

ハツカネズミの体長は頭から尻尾の先までの長さが約10㎝~17㎝と幅があります。

ちなみに頭から胴までの長さは、約6㎝~9㎝です。

また、尾の付け根から先端までの長さも個体差が見られ、約4㎝~8㎝です。

パンダマウスは、全長約12㎝とハツカネズミに比べると小柄な体格です。

頭から尻尾の付け根までが7㎝ほど、尻尾の長さが約5㎝です。

性格

とても穏やかで、しかも臆病であるため、室内で飼っても大丈夫です。

その一方、ヒトに馴れるのも時間の問題ですので、飼育しやすい動物です。

ただし、好奇心が旺盛で、何でも噛む癖があるため飼い始めのころは注意が必要です。

特に幼い子どもさんがいるご家庭の場合は、不用意に手を近づけないようにしましょう。

価格帯

売られているお店によって違いは見られますが、いずれも1,000円未満で買えます。

動物の中には性別によって価格が異なるものがありますが、ハツカネズミはこれに該当しません。

オスとメスのペアで買うとしても2,000円でお釣りが来るほどです。

パンダマウスは、約1,000円~1,500円で買うことができます。 

あまりペットショップで目にすることはないので、ネット購入が主な入手手段となります。

まとめ

ペットとして飼育できるハツカネズミと野生のハツカネズミがいて混乱してしまいますね。

あどけない表情や仕草で私たちを魅了してくれるだけでなく、狭い室内でも飼育できます。

飼育する前に、しっかりとした環境を整えること、信頼できる獣医さんを探すことが先決です。







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