太りやすい方は、太りやすい食事の取り方をしているのかもしれません。
食事制限や運動は続けることが難しい場合もありますが、それよりももっと簡単な方法で体重を減らすことも期待できます。
今回は、無理をしないダイエットで体重を減らすコツをお伝えします。
体重を減らすには「早食いをやめる」ことが重要
満腹中枢が信号を出すのは食事開始から20分後
体重が増える大きな原因の1つが「早食い」です。
ちなみに、満腹感を感じるかどうかについては、実際に食べた食事の量や摂取カロリーは必ずしも関係ありません。
満腹を感じるのは、脳の視床下部と言う場所にある「満腹中枢」という部分です。
満腹中枢が信号を出すのは、食事を食べ始めてから15分〜20分後と考えられています。
そのため、ある程度食事をゆっくり食べないと過食気味になってしまう可能性もあるのです。
早食いをやめることで、摂取カロリーを減らす
早食いを止めれば、過食を防止することが期待できます。
過食を防止すれば、摂取カロリーが減らせ、結果として肥満防止にもつながります。
早食いを慣れてしまっている方にとっては、それをやめる事は難しいかもしれません。
しかし、今日から誰でもできる方法があります。
それは「よく噛んで食べること」です。
満腹中枢は、食べ物をよく噛むことで刺激されます。
そのため、よく噛んで食べると満腹感が得られやすいのです。
実際に厚生労働省でも、よく噛んで食べることを推奨しており「カミングサンマル(噛ミング30)」を提唱しています。
ポッコリお腹の人には特におすすめ
早食いを止めて「太るホルモン」の分泌を防止しよう
早食いが肥満につながる理由をもう少し詳しく見ていきましょう。
早食いを行うと、血糖値が急上昇します。
近しい体は、急上昇した血糖値を鎮めようと「インスリン」というホルモンを分泌します。
インスリンには血糖値を下げる働きほか、糖分を別な形で蓄えると言う働きもあります。
蓄え方の1つ目は「グリコーゲン」で、筋肉や肝臓などに蓄えられるエネルギー源です。
蓄え方の2つ目が「脂肪」で、これが肥満の原因となります。
厄介なことに、インスリンが糖分を脂肪に変えて蓄える時、脂肪燃焼を同時に抑える働きも発揮するのです。
逆に言えば、早食いによる血糖値上昇では、いとも簡単に肥満となる可能性があるということです。
事実、インスリンは「太るホルモン」とも呼ばれています。
インスリンの分泌が多い低血糖患者などは、その代償として太りやすい体質であるといえます。
生活習慣病の改善にも効果的
生活習慣病は、生活習慣がもとで起こる様々な病気のトータルな呼び名です。
肥満をはじめ、高血糖、高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中などまでを含みます。
これらの病気の原因となる生活習慣としては、過度なストレスや飲酒、喫煙ほか運動不足などもありますが、最も注目される要因の1つとして「不適切な食生活」があります。
食生活は、生活習慣病の大きな要因となりますが、逆に言えば食生活に気をつけるだけで、生活習慣病の予防にもつながります。
例えば、先ほど過食防止のために「よく噛むこと」をおすすめしました。
こちらについては京都大学大学院でも調査が行われ、その効果が示唆されています。
具体的には「時間をかけ、よく噛んで食事をとることが糖尿病リスクを低下させる」ということが示されました。(*)
早食いをせず、よく噛んで食べる事は、ぼっこりお腹だけでなく生活習慣病の予防にもなるのです。
(*一般社団法人 日本生活習慣病予防協会「食事で「よく噛む」と糖尿病リスクが低下 6800人を調査」)
サプリを摂取することで、効果促進も
ダイエットに効果的なサプリメントとは
ダイエット効果をさらに高めたいという方にはサプリメントもおすすめです。
ただし、ただのサプリメントではなく「お腹の脂肪の減少が期待できる」と書かれた「機能性表示食品のサプリメント」を選んでください。
機能性表示食品は消費者庁届出済で、効果を明記することができます。
しかし普通のサプリメントは、効果や機能を表示することができません。
そのため、ダイエット目的で飲む場合には、期待できる効果が少ないと言えるでしょう。
ダイエットに効果的なサプリメントの一例
機能性表示食品で、「お腹の脂肪を減らす」という機能が表示されているサプリメント。
その条件を満たし、最近話題となっている製品の1つに「シボヘール」(ハーブ健康本舗 スッキリライフ通販)があります。
シボヘールに含まれる「葛の花由来のイソフラボン」は、「内臓脂肪・平均8c㎡」「皮下脂肪・平均13c㎡」も減少させたと言う臨床データが存在します。
まとめ
無理をしないダイエットにはまず、早食いをしないことが肝心です。
そのためには「よく噛んで食べること」を意識してください。
加えて、「シボヘール」のような、機能性表示食品のサプリメントを併用すれば、さらに効率の良いダイエットが期待できます。