結婚式の形が多様化する現代、式を挙げないカップルも増えてきています。
式をあげない理由としてはいろいろあります。
経済的な事情、時間的に難しい、セレモニー行事が苦手、親族間の問題などさまざまです。
しかし、式を挙げなかったカップルは離婚をしやすいというデータもあるほどです。
結婚式の夢があるのに、さまざまな要因があるためにできないカップル、そのような2人には、「ふたりだけの結婚式」がおすすめです。
一体、「ふたりだけの結婚式」とはどのようなものなのでしょうか。
そのメリット、デメリットにも触れながら紹介します。
「ふたりだけの結婚式」では何が出来るの?
「ふたりだけの結婚式」でできる式の形は、基本的には自由です。
なお、依頼する会社によってはいくつかのプランが用意されていることもあります。
2人であげた場合の教会式について
2人であげる挙式の例を紹介します。
教会を利用し、入場→誓いの言葉→誓いのキス→証明書のサイン→お互いに手紙の読み合いなどをします。
式の内容は自由に変更することができるので、自分たちでアレンジを加えることは可能です。
挙式自体は通常と同じで30分程度です。
メイクアップ、着替えの時間、写真撮影を含めておおよそ2時間程度です。
挙式は場合によってはカメラマンが写真を撮ってくれ、司会者やスタッフ数名が拍手をしてくれるなどアットホームな雰囲気を作ってくれます。
結婚式を全くしないと考えているカップルは、今一度ふたりだけの結婚式をやってみることを考えてみてはいかがでしょうか。
2人だけでする神前式について
神社での神前式も可能です。
神前式は教会式とはまた違った、和装の魅力が美しい式になります。
神社での結婚は、2人の家同士を結びつけるということで「三々九度の盃」や「玉串礼拝」といった儀式を通じ、神様に2人の結婚を報告します。
多くは午前から正午にかけての式が一般的ですが、夕方から執り行う式では、参道に篝火を灯した挙式ができるなど一層魅力的です。
式では白無垢を着なければいけない決まりはありません。
色打掛での挙式もおすすめです。
「ふたりだけの結婚式」のデメリットとは?
両親に晴れ姿を見せられない
式を挙げる時は2人だけなので、両親に晴れ姿を見せることができません。
やはり結婚式は育ててもらった親に感謝の気持ちを伝える場でもあります。
むしろ、こうゆう機会にしか感謝の気持ちを伝える機会はないのかもしれません。
式の後から「両親にも見せて挙げたかったね」という意見や「子供の式を見たかった」というカップルや親は多いものです。
式の後は、お互いの両親や仲のいい友人に写真を見せたり、結婚報告をしたりと、これからの関係も踏まえて、礼儀を欠かさないようにしたいものです。
また、健康上の理由や仕事の理由がないのであれば、多少気恥ずかしくても、両親を招待して式を挙げるのもいいかもしれません。
お世話になった人たちへの報告について
結婚式は、今までお世話になった家族、親戚、友人、上司などに感謝の気持ちを伝える意味があり、またこれから2人で頑張っていくという誓いの場でもあります。
時間や予算が許すのであれば、2人で挙式を上げた後に、お披露目パーティーをしてみるのもいいかもしれません。
ご祝儀は貰える?貰えない?
友人の結婚式に呼ばれたら3万円のご祝儀を渡します。
2人で結婚式を挙げた場合は、友人を呼ばないわけなので、祝儀をもらえるかどうかはわかりません。
プレゼントかもしれないし、お祝いの言葉だけかもしれません。
しかし、自分自身はその友人の式に呼ばれた場合は3万円を支払わなければなりません。
自分が損をするのでは、と考える人はせっかくなので友人を呼ぶのもいいかもしれませんね。
「ふたりだけの結婚式」のメリットとは?
結婚式の準備が面倒くさくない
結婚式の打ち合わせは本来であれば半年以上かかり、打ち合わせ回数は4回〜5回など、その準備は気の滅入るものがあります。
「ふたりだけの結婚式」にかかる打ち合わせ回数はたったの1回です。
誰を招待するのか、座席はどうするのか、引き出物、余興、さまざまな決め事は一切必要ありません。
身軽に式を挙げることができる
特に準備も大変ではなく、持ち物などもないので、身軽に式場へ行くことができます。
例えば旅行を兼ねていく場合にも、現地でのサロンがあるので、全部お任せするだけでいいのが特徴です。
リーズナブルに挙式ができる
結婚式はその準備期間の長さや負担はさることながら、費用面でも負担を強いられることになります。
2016年ゼクシィ結婚トレンド調査2016のデータによると、全国平均の費用総額は招待人数が約71.6人で、359.7万円となっています。
ふたりだけの結婚式では、教会式の場合、安いところでは3万円から用意があります。
ドレスやグローブなど、アイテムを揃えても15万円ほどで挙式が挙げられます。
神前式では、ドレスよりも和装の衣装に少し負担がかかるかもしれませんが、こちらもリーズナブルな式が可能です。
例えば海外挙式をするカップルはオフシーズンを狙ったり、渡航費用を安く抑えたりすることで、リーズナブルに式を挙げることができます。
海外が難しいというカップルは、沖縄や北海道、軽井沢など国内のリゾート地でのふたりだけの結婚式をするカップルも増えています。
新婚旅行を兼ねた式が人気の秘訣です。
もし、結婚式をしたいと思っているのに、経済的な事情で結婚式を諦めているカップルがいたら、ふたりだけの結婚式を考えてもいいかもしれません。
予算に合わせてきっといいものが見つかるはずです。
思い出づくりになる
結婚式という節目は非常に大切なものです。
これからの夫婦の関係など、しっかりと身を引き締めていく良い機会になるのではないでしょうか。
「ふたりだけの結婚式」では、手間もお金もかけずに、夫婦の思い出を作ることができます。
2人だからこそ出来るものがある
確かに両親や友人たちに見守られた温かい結婚式は素敵かもしれません。
しかし、ふたりだけの結婚式には、ふたりだけの思いがたくさん詰まった式になるものです。
相手の愛を神に誓うこと、2人で生涯共に歩んでいくことを誓うことなど、2人だけだからこそ、ゆっくりとそれに向き合い、貴重な時間を過ごすことができるはずです。
式を挙げる場所はどこでもいい
2人だけで挙げるのだから場所はどこでもいいはずです。
それは2人の思い出の場所であってもいいし、行きたかった場所でもいいはずです。
比較的自由度が高いので、自分たちの好きな場所で、アレンジを加えてオリジナルの挙式にしてみるのもいいかもしれません。
リゾート地で式を挙げる
どこでも挙式をあげることができるなら、それは自分たちが慣れ親しんだ街でなくてもいいはずです。
憧れの地でハネムーンを兼ねた結婚式も人気です。
ハワイの教会で、パリの教会で、ニューヨークで。
ふたりだけで気兼ねなく、プライベートな時間を過ごすことができるのもいいですね。
モルディブやタヒチ、バリ島などのリゾート地からイタリア、スペインなど、世界中で式を挙げることが可能です。
国内では沖縄で式を挙げるカップルも増えています。
まとめ
今、結婚式を挙げようか悩んでいるカップルは、ぜひ、「ふたりだけの結婚式」も検討に入れてみてはいかがでしょうか。
ナシ婚やフォトウェディングなどをするカップルも多い中、しっかりとけじめをつけたいカップルにはおすすめです。
リーズナブルに式を挙げられることはもちろん、2人の思い出にもなるいい機会です。
打ち合わせ時間もそれほど必要ないため、忙しいカップルでもデートのついでに企画することもできます。
まずは無料カウンセリングやブライダル・フェアに行って、プランナーに相談した上で準備を進めていきましょう。