「脇の黒ずみには、重曹が効く」「重曹を使って、脇のお手入れをしている」という口コミを、インターネット上でよく見かけます。
確かに重曹は漂白効果があることから、お掃除のときのマル秘アイテムとして使われることがありますが・・・脇の黒ずみに使用しても効果はあるのでしょうか?
早速、脇の黒ずみと重曹の関係についてお話していきますね。
一緒に確認していきましょう。
そもそも、重曹ってなに?
重曹は科学名で、炭酸水素ナトリウムです。
私たちの身体には無害な物質で、日常生活を送っていく中でさまざまな用途に使用されています。
参考までに、まとめてみました。
- 料理(膨らし粉、野菜のあく抜きの際に使われる)
- 洗浄剤(タンパク質や油脂を分解してくれるので、洗浄剤としての効果がある)
- 脱臭剤(酸性の臭いを中和する役割があるから)
- 磨き粉(粒子が細かい重曹は水に溶けにくいので、クレンザーとして使うことが出来る)
このように、重曹の役割は多岐に渡ります。
脇の黒ずみに効果があると言われているのは、おそらく洗浄力の効果の表れだと考えられますが、本当に正しい方法なのでしょうか?
脇の黒ずみに重曹は効果あり!?けれど・・・
脇の黒ずみ解消が目的で重曹を使っている人は、普段使っているボディソープに重曹を一つまみ加えて脇をゴシゴシと洗っているようですね。
確かにこの方法で、脇の黒ずみが落ちるか?落ちないのか?と言われたら・・・落ちるという答えになるでしょう。
しかしながら、そこには落とし穴があるのです!
重曹の洗浄力が強すぎて、逆に黒ずみを作る
アルカリ性の重曹は、古くなった角質を落としてくれる効果があります。
肌のターンオーバーは大体1か月ですから、そのタイミングを把握して重曹を使ったケアが出来ればいいのですが・・・それは正直難しいでしょう。
肌の状態は毎日違いますし、ターンオーバーのサイクルも体調によって変わってきます。
上手くタイミングが掴めずに脇の黒ずみのケアに重曹を使いすぎてしまうと、古い角質どころか新しい角質まで軒並み落としてしまうので注意しなければいけません。
そうすることで皮膚は、何とかして肌を守ろうと角質層を厚くして、脇の黒ずみを悪化させてしまうのです。
また重曹の洗い残しは、肌がやけどしてしまったかのような状態を引き起こして、確実にダメ―ジを与えてしまいます。
こう考えると、脇の黒ずみ解消に重曹を使うのは結構リスクがありますね。
脇の黒ずみ解消のためにやっていることが、黒ずみを悪化させてしまうなんて悪循環です。
重曹を使うのは想像以上にリスクが高いので、何か他の方法でケアする方が良いでしょう。