同じようにお母さんのお腹から出てきた赤ちゃん。
でも、隣の家の子は便秘になっているという話を聞かない。
うちの子だけどうして便秘になるの? そんな疑問を持たれている方もいらっしゃると思います。
今回はそんな赤ちゃんが便秘になる理由とその解決方法をまとめました。
母乳で育てている赤ちゃんは便秘になりません
赤ちゃんは離乳食を食べられるようになるまでは完全に母乳かミルクしか食べるものがありません。
新生児の頃は泣いて食事をしてまた寝るという生活の繰り返しですよね。
そんな赤ちゃんでも母乳かミルク、どちらをもらっているかはお母さんの体によって異なります。
母乳が出ないという場合にはミルクになりますし、母乳だけで足りないからミルクを足す、また完全に母乳のみという人もいるでしょう。
そして、母乳で育てている赤ちゃんについては便秘になりません。
これは、母乳にオリゴ糖が自然と含まれているからです。
母乳にはヒトミルクオリゴ糖と呼ばれるものが、約20%含まれています。
ヒトミルクオリゴ糖は約130種類もののオリゴ糖が混ざり合ってできているため、今のところ人工的に作り出すことはできません。
自然に作られた栄養満点のオリゴ糖を母乳から赤ちゃんが摂取していくために、腸内には善玉菌が増え便秘にならないで済むんです。
母乳には自然と腸内環境を整えてくれるオリゴ糖が豊富に含まれているんですね。
オリゴ糖の不足が便秘の原因
オリゴ糖は赤ちゃんが自分で作ることはできないのでお母さんの母乳から吸収していくしかありません。
よって、母乳でない赤ちゃんの場合にはオリゴ糖が不足し便秘になりやすくなります。
なぜなら、粉ミルクには母乳に含まれているようなオリゴ糖が含まれていないためです。
さらに離乳食が始まってから便秘に悩むようになったという赤ちゃんもいます。
辛い便秘を改善していくためにも、オリゴ糖を積極的に摂取していく必要があります。
オリゴ糖が摂取できないために善玉菌が減っていき、便秘になってしまうというサイクルになっていきます。
そこで、ミルクを飲んでいる赤ちゃんについてはオリゴ糖を普段から利用するようにしていきましょう。
赤ちゃんに飲ませるなら、無添加のオリゴ糖にしましょう!
赤ちゃんにもオリゴ糖は利用しても大丈夫ですが、せっかく利用するのならこんなことに注意してみましょう。
- 無添加のオリゴ糖かどうか
- 腸まで届くオリゴ糖かどうか
- ミルクや離乳食に溶けやすいかどうか
無添加のオリゴ糖かどうか
オリゴ糖の商品はいくつかありますが、すべてが無添加とは限りません。
オリゴ糖の中には、酸味料や保存料、甘味料と添加物を含んでいるものもあります。
よって、オリゴ糖を選んでいく中で添加物が入っていないかどうか、含まれているものの表示をよく確認してみましょう。
腸まで届くオリゴ糖かどうか
オリゴ糖で便秘を改善していくのなら、腸にまでオリゴ糖を届けないと意味がありません。
しかし、オリゴ糖の中には小腸で吸収されてしまい腸にまで届かないものもあります。
そこで、オリゴ糖を腸にまで届けていくために難消化性のオリゴ糖をチェックしてみましょう。
ミルクや離乳食に溶けやすいかどうか
最後に赤ちゃんにオリゴ糖を使用するのなら、ミルクや離乳食に溶けやすいものを選びましょう。
異物と認識すると赤ちゃんは飲み込みにくく感じてしまいます。
そのためにもしっかり溶けきってしまうようなオリゴ糖を選ぶ必要があります。
しっかり溶けるオリゴ糖となると、やはり顆粒タイプが良いでしょう。
ミルクはもちろんのこと、離乳食にだってすんなり溶けてくれるので赤ちゃんも違和感なく飲んでくれます。
まとめ
小さな赤ちゃんでもオリゴ糖不足になると便秘に悩むようになります。
赤ちゃんのうちから便秘で苦しむのは見ている親も辛いので、ミルクを飲んでいる赤ちゃんの場合には特にオリゴ糖を摂取していきましょう。
無添加で使いやすい顆粒タイプであれば、安心して小さなうちからオリゴ糖生活を始められますね。