高齢者の便秘って、実は多いんです。
加齢によって食事量や運動量が減ってくるのとともに、腸の運動率も低下してしまうからです。
ですからお腹の張りや、痛みがあるようなひどい便秘の時には、即効性のある便秘薬を使ったほうがいいと思います。
ですが、高齢者の悩みは便秘だけではありません。やはり年を重ねてくるたびに、病気も増えていきますよね。
ということは、飲む薬だって増えてくと言うことだと思います。
そのような場合に、便秘薬と持病の薬は併用していいのでしょうか?便秘薬は、持病に影響を与えないのでしょうか?
色々と疑問に思うことがありますよね。そこで、今回は「高齢者の便秘薬使用」についてお話しします。
高齢者の便秘薬使用で気を付けること
1.持病に影響がないか確認する
便秘薬の中には、心臓病などに影響を及ぼすマグネシウムなどの成分が含まれているものがあります。
飲む前にきちんと確認をして、飲み合わせが悪くて副作用が起こったなんてことにならないようにしてください。
2. 刺激性便秘薬は控える
便秘薬には、それぞれ違った作用があります。
その中でも、腸に直接刺激を与えて、便を排出する刺激性便秘薬は、お腹が痛くなりますし長期間使用していると、腸壁を傷つけてしまう恐れもあるからです。
3. 頻繁に服用しない
便秘薬は、薬の力で勝手に排泄するものです。
なので、薬を使いすぎると身体は自力での排泄が出来なくなってしまいます。
薬に頼りすぎずに、食生活や運動、睡眠などの生活リズムをきちんと整えたりして、便秘しにくい身体づくりを日頃からしていくことも大事です。
高齢者の方におすすめなのは、刺激によって便を出すようなタイプの便秘薬ではなくて、腸内に水分を含ませることによって、便を柔らかするようなマグネシウムなどの成分を含んだ便秘薬です。
いずれにしても、使用する際は病院で飲み合わせについて、医師に問い合わせることが必要だと思います。