ブライダルフェアは、会場の下見やドレスの試着、料理の試食ができるイベントです。
各会場で模様されているイベントですので、結婚式を考えているカップルにとっては、実際に会場を目で見るよい機会にもなります。
ブライダルフェアでは、チャペルでの模擬挙式、模擬披露宴などの演出を見ることができることもあり、結婚を考えているカップルはぜひ一度は参加したいイベントでもあります。
今回は、試食付きのブライダルフェアにおいて注意するポイントを4つにまとめて紹介します。
見学へ行った際は、ぜひチェック項目を意識しながら、試食を行なってみてください。
1.料理のボリュームは十分あるか
料理はゲストをもてなす上でも非常に重要な項目になります。
結婚式は、今までお世話になった家族、親戚、会社関係など多くの大切なゲストを招待してお披露目をする場所です。
ゲストに失礼のないよう、しっかり料理にも気を配りましょう。
料理のボリュームは品数に匹敵する
料理は適量が好ましいとされています。
一般的な格料理の平均的な品数を紹介します。
フランス料理
テーブルマナーの基本となっている料理で、品数は9品
日本料理
個々のお皿の分量は適量で、9品
中華料理
中華料理は品数が多く、分量が多いことが特徴的です
イタリア料理
6品。品数は少ないですがパスタがあるのでボリュームがあります
またこれらの中にはデザートと食後の飲み物がついていることがほとんどです。
品数が多ければ、見栄えも良く、満足度も高まります。
注意したいのは、9品は9という数字が「苦」になるので避けることがあります。
逆に8品は「八」の「末広がり」という意味で喜ばれます。
試食フェアへ行く際は品数にも注目をしておきましょう。
婚礼料理を選ぶ際の注意点
婚礼料理には実際、どういった料理が選ばれているのでしょうか。
日本料理でしょうか?
フランス料理でしょうか?
婚礼料理は、会場や披露宴の雰囲気によっても決めることが多いです。
試食の際はその辺も確認しておきたいですね。
人気No.1の婚礼料理はフランス料理
普段あまり口にする機会の少ないフランス料理は、結婚式という特別な場面でより一層華やかに演出することが可能です。
ゼクシィの調査によると、全国的にフランス料理を婚礼料理に選ぶカップルが約半数を占めています。
和洋折衷を選ぶカップルも多い
また地域によっては和洋折衷が人気のエリアもあります。
和洋折衷は、フレンチと日本料理の組み合わせが多いですが、会場によっては和、洋、中のコースから好きなものを選ぶことができる場合もあります。
和洋折衷は日本料理があり、お箸で食べることができるのも魅力的なようで、高齢のゲストがいる場合には喜ばれるようです。
日本料理を選ぶ時の特徴について
若いカップルには嫌煙されがちな日本料理ですが、親族だけの結婚式や、高齢者のゲストが多い結婚式では人気のメニューです。
神前式の後に、料亭などで日本料理を提供するパターンが多いです。
2.盛り付けの彩りやバランスはどうか
食事のレイアウトは非常に重要です。
せっかくの結婚式なので、テーブルを華やかにしてくれる料理の色彩にも気を配りたいものです。
また、おめでたい席なのでいくつかのルールも存在しています。
婚礼料理に関する知っておきたいルール
紅白を取り入れる
めでたい時によく利用される紅白ですが、結婚式でも重要な役目を果たします。
また、バランスを保つために、赤色よりも白色を多めに取り入れることが多いようです。
逆に、絶対に使ってはいけない色合いは黒白です。
黒豆ご飯や、お造りのイカに海苔を巻いている鳴門造りは、不祝儀の時に食べられる料理ですので注意が必要です。
縁起の良い食材
真鯛、エビ類(伊勢海老など)、蛤がよく用いられます。
蛤の特徴として、元の一対でなければ殻同士がぴったり合うことがないことから、夫婦円満の縁起物として知られています。
縁起の悪い食材
蟹、鮎が避ける食材です。
蟹はハサミで縁を切るとされており、また、横にしか歩けないので前進できないという意味があります。
鮎は、寿命が短いことからお祝い事にはふさわしくないとされています。
巻物に関すること
巻物は左巻きが鉄則です。注意しておきましょう。
3.年配ゲストへの対応はどうか
祖父母や親戚など、年配のゲストが多い場合には特に料理には注意が必要です。
好みに合わせて献立を変更してもらえる場合は、年齢に応じて調理法を変えてもらうなど配慮すると喜ばれます。
アレルギーを持つ人、食事制限のある人など、最近では個別に対応してくれる会場も増えてきています。
このような場合は、出欠の返信ハガキに記入欄を設けて対応するなどするといいでしょう。
また、親族へ連絡の際は、本人に直接尋ねるのもいいでしょう
年配のゲストがいる場合は、蒸し物や煮物など、食べ慣れた和食を選ぶと喜ばれるようです。
例えばナイフやフォークを使う料理よりもお箸を使って食べる料理が喜ばれます。
4.ドリンクの種類は十分にあるか
場面ごとに登場するドリンク、どのようなものがあるのでしょうか。
ウェルカムドリンク
挙式から披露宴の間に宴が始まるまでの間に提供されるのがウェルカムドリンクです。
乾杯酒
披露宴が始まり、乾杯の際に必要なのは乾杯用のドリンクです。
スパークリングワインが一般的ですが、フランス料理の場合はシャンパンなどもあります。
食事中のドリンク
食事中に提供されるドリンクの定番はこちらです。
ビール、ワイン(赤、白)、カクテル、日本酒、ウィスキー、ソフトドリンクです。
子供や妊婦、高齢者が参加する場合はソフトドリンクメニューを増やすと喜ばれます。
お酒が苦手な女性のために、ノンアルコールカクテルなどを用意するのもいいかもしれません。
食後のコーヒー
食後はコーヒーまたは紅茶が出てくることがほとんどです。
ドリンクの予算
ドリンクの相場は一人当たり3,500円から4,000円ほどです。
飲み放題のプランなども用意されています。
この場合は、種類を増やすと金額が上がります。
会場によっては、初めのウェルカムドリンク、食後のコーヒーなどが別料金という場所もあるため、事前に確認しておきましょう。
飲み放題のメリットとデメリットについて考える
ゲストの顔ぶれやドリンクの内容によっては、飲み放題にしないほうが安くなることもあります。
しかしお酒をよく飲むゲストが多い場合には、どれだけ飲んでも一定の料金である飲み放題がおすすめです。
注意しておきたいのは、飲み放題にすると、飲み放題料金でカバー出来るドリンクには種類の制限があることです。
また、お酒の種類を増やすと、グレードアップが必要になることがあります。
飲み放題にするのかしないのか、またする場合はドリンクの種類など、全体の予算との兼ね合いをみながら、二人でしっかり検討する必要がありそうです。
まとめ
多くの新郎新婦は、実際に試食をしてメニューを決めています。
試食付きのブライダルフェアへ行くときは、紹介したポイントを参考に、味やボリューム、盛り付けなど細かくチェックを行ってください。
また、必要な場合は料理内容をグレードアップするのもいいかもしれません。
二人だけで決定するのが心配の時は、親御さんも参加してもらい意見をもらうカップルも多いようです。
最終的には無料カウンセリングやブライダル・フェアに行って、プランナーに相談した上で準備を進めていきましょう。