便秘に悩む方の中には、便秘茶の利用を検討している方がいるかもしれませんね。
お手軽な対策ですが、便秘茶はあまりオススメできないといわれていますよ。
なぜ便秘茶はダメなのでしょうか。その理由と便秘茶に代わるオススメの対策を紹介します。
便秘茶を飲んではいけない理由とは
一般的に、便秘によく効くといわれる便秘茶。
中には、即効性を期待できるモノもあるようです。
なぜ、評価の高い便秘茶を飲んではいけないのでしょうか。
腸内フローラのバランスが崩れてしまう
いわゆる「便秘茶」には様々な原料が使われています。
評価の高い便秘茶に多く使用されている原料がセンナやキャンドルブッシュなどの植物です。
センナはアフリカに生息するマメ科の植物で、古くから下剤の代わりに利用されてきたといわれています。
非常に作用が強いため、センナの葉と実は医薬品として扱われています。
日本国内で販売している便秘茶に使用しているのはセンナの茎です。
キャンドルブッシュもアフリカに生息する植物です。
別名をハネセンナということからわかる通りセンナと同属の植物です。
便秘によく効く理由は、便秘薬や下剤に配合されているセンノシドという成分を含むからです。
センノシドはセンナにも含まれています。
センナとキャンドルブッシュが便秘に効く理由は、センノシドが腸の蠕動運動を活発にして排便を促すからです。
腸内に届いたセンノシドは、一部の腸内細菌の働きで腸の筋肉を収縮させる物質に変わります。
これにより、腸の蠕動運動が活発になるので排便しやすくなります。
また、腸の水分吸収を抑えて便を柔らかくする働きも排便を助けます。
以上の働きからわかる通り、センナやキャンドルブッシュを含む便秘茶は、強制的に排便を促します。
一時的に優れた効果を発揮しますが、長期間使用し続けると腸の働きが衰えて、便秘茶がないと排便できなくなります。
また、下剤の作用があるので使用を続けることで腸内フローラのバランスは崩れます。
あくまでも、一時しのぎの対策なので、根本的に便秘が改善することはないとされています。
それどころか、使い続けることで便秘がひどくなる恐れもあります。
便秘がひどくなることでも、腸内フローラのバランスは崩れます。
腸内フローラが崩れる弊害とは
腸内フローラとは、腸内細菌が種類ごとにまとまって生息している様相です。
私たちの腸内には、100種類以上、約100兆個もの腸内細菌が住んでいるといわれています。
これらの腸内細菌は
- 私たちの健康に良い影響をもたらす善玉菌
- 私たちの健康に悪い影響をもたらす悪玉菌
- 私たちの健康に良い影響も悪い影響ももたらす可能性がある日和見菌
に分かれます。
善玉菌と悪玉菌は常に勢力争いを繰り広げ、日和見菌は優勢な側に加勢すると考えられています。
便秘茶を使い続けると、腸内フローラのバランスが崩れて悪玉菌が優勢になるおそれがあります。
悪玉菌が優勢になると腸の働きは悪くなります。
悪玉菌は腸内に留まる排泄物を腐敗させて発がん性物質などの有害物質を作り出します。
これらが腸から吸収されて全身を巡ると、便秘だけでなく肌荒れや体の不調など様々な症状を引き起こすといわれています。
便秘のつらい症状を軽くするため下剤の作用がある便秘茶を使用しても構いませんが、このような対策は一時しのぎにしかなりません。
便秘を根本的に改善したい方は、善玉菌の繁殖を促して腸内フローラのバランスを整えるなど、便秘の原因にあわせた対処法を試みる必要があります。
カイテキオリゴはオリゴ糖と食物繊維を一度に摂取できる
便秘の原因は人により異なります。
腸内フローラのバランスが乱れて悪玉菌が増えることも便秘の原因のひとつです。
これ以外の原因で便秘になっても、結果的に腸内フローラのバランスは乱れるといわれています。
便秘を根本的に改善したい方は腸内フローラのバランスに注意したほうが良いでしょう。
腸内フローラのバランスを整える方法としてオススメなのが、腸内の善玉菌にエサを届けて繁殖を助けることです。
この考え方をプレバイオティクスといいます。
善玉菌のエサになるのがオリゴ糖と食物繊維です。
ただし、オリゴ糖と食物繊維を摂りさえすればよいわけではありません。
腸内には100種類以上の腸内細菌が生息しています。
それぞれの腸内細菌には好みがあるので、腸内細菌を効率よく活性化するには好みに合わせたオリゴ糖を届けなくてはなりません。
また、食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分かれます。
どちらも、腸内細菌のエサになりますが、水溶性食物繊維の方がエサとしては適していると考えられています。
善玉菌の繁殖を助けるには、以上の2点を理解してオリゴ糖と食物繊維を摂る必要があるのです。
これらを考えながら、食生活を組み立てるのは大変ですよね。
そこで利用したいのが、オリゴ糖と食物繊維を合わせて摂れるカイテキオリゴです。
カイテキオリゴの特徴は、幅広い種類の善玉菌を活性するため複数のオリゴ糖を組み合わせて配合している点と水溶性食物繊維を豊富に含むアカシヤ食物繊維を配合している点です。
効率よく腸内フローラにアプローチできると考えられるので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
便秘に効果的といわれる便秘茶の多くに、下剤と同じ成分が含まれています。
即効性は期待できますが、使い続けることで腸の働きが悪くなり腸内フローラのバランスが乱れる恐れがあります。
長期的にみると、便秘を悪化させる可能性があるので賢い対策とはいえません。
便秘を根本的に改善したい方は、腸内の善玉菌にエサを届けて繁殖を促すプレバイオティクスに取り組むと良いでしょう。
善玉菌のエサの代表として挙げられるのがオリゴ糖と食物繊維です。
これらをバランスよく含むサプリメントがカイテキオリゴです。
便秘茶のように強制的に排便を促すものではないので即効性は期待できませんが、使い続けることで実感できることが多いと評価されています。
安全性などにも配慮しているサプリメントなので、信頼できる対策をお探しの方にオススメです。