ふとしたきっかけでつむじ薄毛に気づくと驚いてしまいますよね。
頭頂部の薄毛は男性だけのものと考えがちですが、女性にも起こることがあります。
つむじ薄毛はどのような原因で引き起こされるのでしょうか。
具体的な原因と、改善に向けた対策を紹介しています。
お悩みの方は参考にするとよいでしょう。
女性のつむじが薄毛になる原因とは
何となく髪のボリュームが減った、抜け毛が増えてた、髪のコシがなくなったなどを感じている方はつむじを確認してみましょう。
つむじ薄毛が進行しているかもしれません。
つむじ薄毛とは、つむじを中心に薄毛が進行した状態のことです。
多くの場合、つむじ周辺だけでなく頭部全体の髪の毛も薄くなっています。
鏡などで確認しづらいので、気づかない間に進行していることがあります。
多くのつむじ薄毛は、びまん性脱毛症(女性男性型脱毛症(FAGA))に分類されます。
びまん性脱毛症は主に男性ホルモンなどの影響で引き起こされると考えられています。
毛乳頭に侵入した男性ホルモンが5αリダクターゼ酵素により活性型男性ホルモンに変換されると、ヘアサイクルが乱れて成長途中の髪の毛が抜け落ちてしまいます。
これにより、つむじ薄毛が引き起こされるのです。
女性が男性ホルモンの影響を強く受けるようになる原因は、ホルモンバランスの乱れと考えられています。
男性に比べると量は少ないですが、女性にも男性ホルモンが存在します。
何かしらの影響で女性ホルモンの分泌が減ってしまうと、男性ホルモンの影響が相対的に強くなります。
男性ホルモンが影響していると聞くと、男性と同じように頭皮が露出するのでは?と心配する方がいるはずです。
確かに心配になりますが、女性のびまん性脱毛症では頭皮が露出するほど薄毛が進行することはないと考えられています。
たとえ分泌が減ったとしても、男性に比べると髪の毛の成長をサポートする女性ホルモンの分泌が多いからです。
男性のように激しい症状は現れにくいと考えられているのです。
とはいえ、分け目が大きくなる、頭皮が透けて見えるなど悩ましい症状は引き起こされます。
「髪は女性の命」といわれるほどなので、つむじ薄毛になると悩む女性が少なくありません。
つむじ薄毛はどのように改善すればよいのでしょうか。
気になる方は、つむじ薄毛を引き起こす生活習慣に気を付けるとよいかもしれません。
こんな生活をしていると、つむじ薄毛になる!
先ほど紹介した通り、つむじ薄毛の主な原因は女性ホルモンの分泌が減ることです。
女性ホルモンは、主に加齢の影響で分泌が減ると考えられています。
具体的には、30代半ばごろから減り始め、更年期頃に急激に減るといわれています。
加齢以外では、生活習慣の乱れにより女性ホルモンバランスが乱れることもあります。
つむじ薄毛にお悩みの方は以下の生活習慣にも注意しましょう。
強いストレス
女性のホルモンバランスを乱す原因の一つが強いストレスです。
強いストレスがかかると、「女性ホルモンを分泌しなさい」という脳の指令が卵巣に届きにくくなるためホルモンバランスが乱れます。
つむじ薄毛に悩む方は、強いストレスに気を付けたほうがよいかもしれません。
睡眠不足
睡眠不足もホルモンバランスを乱す原因になります。
睡眠不足でホルモンバランスが乱れる理由も脳の指令が卵巣に届きにくくなるからです。
睡眠中は様々なホルモンが分泌されるため、寝不足が続くとつむじ薄毛に悪影響が及ぶ恐れがあります。
気になる方は睡眠時間をしっかり確保したほうが良いでしょう。
忙しい方は、眠りはじめ3時間の質を高くすることでカバーできるといわれています。
不規則な食生活
不規則な食生活もホルモンバランスを乱します。
食事の回数や食べる時間がばらばらだと、体内時計が狂ってホルモンバランスが乱れやすくなります。
つむじ薄毛の原因になるので、食事は1日3回、決まった時間にとるようにしましょう。
また、食事の内容にも気を配る必要があります。
ダイエットで過度な食事制限をしていると、髪の毛の成長に必要な栄養を届けられなくなります。
あるいは、脂っこいものばかり食べていると、血液がドロドロになって頭皮の血行が悪化します。
これらの食生活も薄毛の原因になってしまいます。
間違えたヘアケア
ホルモンバランスの乱れを引き起こすわけではありませんが、間違えたヘアケアも薄毛の原因になります。
1日に何度もシャンプーをする、洗浄力の強いシャンプーを使うなどすると、頭皮の健康を守るために必要な皮脂を奪ってしまいます。
これにより、頭皮が乾燥して炎症などを起こすと抜け毛や薄毛につながってしまいます。
あるいは、シャンプーのすすぎ残しが頭皮トラブルを引き起こすこともあります。
つむじ薄毛が気になる方は、間違えたヘアケアにも注意が必要です。
以上のほかでは、喫煙や経口避妊薬の服用などもつむじ薄毛の原因になります。
どれも身近なので、つむじ薄毛に悩む方は当てはまる習慣がないか確認しましょう。
つむじ薄毛の改善方法
つむじ薄毛を改善したい方は、原因と考えられる生活習慣を改めることが重要です。
ホルモンバランスが整うことなどで症状が改善するかもしれません。
より積極的に改善に向けて働きかけたい方は、ホルモンバランスを整えるといわれている食材を毎日の食事に取り入れるとよいでしょう。
女性ホルモンの分泌が減っているときに食べたいといわれているのが大豆食品です。
大豆には、女性ホルモンとよく似た働きを期待できるイソフラボンが含まれています。
つまり、大豆食品をとることで、減ってしまった女性ホルモンを補うことができると考えらえれているのです。
身近な大豆食品として挙げられるのが、豆腐や納豆、みそなどです。
つむじ薄毛が気になる方はこれらの食材を利用するとよいかもしれません。
ただし、大豆からとったイソフラボンが女性ホルモンのように働くのは日本人の2人に1人といわれています。
すべての方で期待する働きを得られない点には注意が必要です。
イソフラボンのほかでは、ビタミンB6やビタミンEもオススメです。
ビタミンB6は女性の代謝を高め、ビタミンEはホルモンバランスを整えるといわれています。
ビタミンB6はカツオなどの魚から、ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類からとることができます。
つむじ薄毛に悩む方はこれらの食材にも注目するとよいでしょう。
食生活の改善と併せて取り組みたいのが正しいヘアケアです。
ヘアケアで特に重要と考えられているのがシャンプーです。
シャンプーは、頭皮をツメなどで擦らないように優しく行いましょう。
すすぎはぬるま湯でしっかり行います。
つむじ薄毛や頭皮トラブルが気になるときは、洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーがオススメです。
つむじ薄毛が気になる方は、以上の改善方法を試してみてはいかがでしょうか。
試したものの改善しない方は専門家による助けが必要かもしれません。
ヘアメディカルビューティーであれば無料カウンセリングを受けることができます。
頭皮の状態などを専門スタッフなどに相談できるので気になる方は利用してみるとよいかもしれません。
セルフケアとは異なる原因に基づいた改善方法を提案してくれるはずです。
まとめ
自分では見えないので、気が付くとつむじ薄毛が進行していることがあります。
つむじ薄毛は、女性ホルモンの減少と生活習慣の乱れなどが重なり引き起こされるといわれています。
気になる方は、生活習慣を整えるとともに女性ホルモンのバランスを整える食事を心がけましょう。
それでも改善しない場合は、専門家の助けが必要かもしれません。
ヘアメディカルビューティーの無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。